みなさまこんにちは。MARTIST UPCYCLE FES. では多くの方にご来場いただきありがとうございました。また、出店者様、出品や当日のお手伝いをしてくださった方、多くの方にご協力をいただき心から感謝申し上げます。
イベント当日のレポートは記事や他のメンバーさんからたくさん出てくると思いますので、私は裏レポートで準備のことを綴ります。
イベントのきっかけはMartist吉田葵さんとカフェでした雑談!
イベントのきっかけなどは以前記事にしていただいた通り。Martist吉田葵さんとカフェで「私たち何かできないかな?」と語ったことからスタートしました。
私がお客様宅へお片付けにうかがうときに、「もう使わないとは思うけれど手放し方がわからない」という方や、「捨てるのはもったいないいからとりあえず置いておく」という方が結構いらっしゃいます。
「使える」と「使いたい」は違います。誰かの「使える、けれど使わないもの」が誰かの「使いたい」と繋がり、再び活用されたらものも部屋ももっと循環するのになあと、ずっと思っていました。
今回のイベントのテーマにしていた 「SDG’s」 や「UPCYCLE」は、子どもの学校やイベントでよく耳にしていましたが、自分が声をあげるほどは普段何もしていない…が正直なところ。また、私の仕事ではたくさんの収納小物を購入します。昨年だけでおそらく1000アイテム以上の商品をお客様宅に入れており、イベントテーマからはほど遠い生き方な気がしていました。
そんな自分が「UPCYCLE」 なんて意識の高いイベントを運営していいの?と正直心配だったのですが、Mart流に、楽しく、できることから始めてみよう!と自分たちなりの意義や意味を見出してスタートしました。
昨年末から会場探しや内容決定など準備スタート!
準備は昨年末から始まりました。 「会場をどこにする?」とみんなで見にいき、おしゃれな場所では「わあ素敵!」と夢が膨らみ、危うく予算オーバーしていることも忘れて申し込みそうになった日も。とにかく何から何まで手探りでした(笑)。
会場探しもみんなでしました
イベントの内容も、フリーマーケットはすぐに決まったのですが、それだけでは会場費がペイできない。じゃあ何かつくって売ろう、仕入れてみようなどみんなからさまざまなアイディアが。そして、オリジナルでエコバッグをつくることとなりました。
でもつくるとなったら製作費もかかるし、在庫もできる。売れなかったらどうする?イベントが具体化するにつれ、リスクも増えていきます。
しかしそこはMartistたち。バッグをつくると決めたら、おしゃれ番長はエコバッグのデザインを考えてくれて、PR隊長はSNSでたくさん拡散してくれる。それぞれが分業で動き回りました。(私はここでは役に立てず、電卓係です。)
方向性が決まっても、不安材料は尽きなくて……
よしこれでネタも揃ったかと思いきや、当日の売上が全く読めない……。またコロナ禍なのに、フリーマーケットだけで人が来るのか? とそこも不安材料に。
悩んだ末に、SDG’sやリサイクルに造詣が深いブランドやつくり手さんたちに御出店いただくことにしました。Martistそれぞれのコネクションをあたり、Martのライターさん達からもご紹介をいただき、また素敵なブランドさんには直でラブコールを送って出店依頼をしていきました。1店1店決まるたびにどんどんイベントに深みが増していき、本当に嬉しかったです。
Mart編集部へもイベント開催のご相談をさせていただき、公認という形で見守っていただけることとなりました。多忙な編集長へご協力のお願いをし、その後はスーパーライターさんと連携をとりながらみなさんに準備からご協力いただきました。
本当に毎日連日連夜Martistたちとはやりとりをしていたのですが、開催までに会ったのはほんの数回。後は直前のzoomと、ほとんどがLINEでした! 仕事の後でLINEをチェックすると数百ものやりとりが入っていた、なんて日も多々ありました。
一人一人の気持ちは小さくてもいい!集まることで大きなパワーになると実感
かなり割愛しておりますが、とにかく山あり谷ありで迎えた当日、お一人目のお客様がお見えになったときはなんだか本当に感無量でした(笑)。
イベント当日の朝。搬入し忘れた椅子を持って会場入りしました。椅子を持って電車に乗ったのは人生初です。
Martist 三木さんはみんなにSTAFFバッジをつくってくれて感動!
Martist 蓮見さんは世界一かわいいアイシングクッキーを出品くださいました。
私が今回のイベントで得たことは、アクションは人の気持ちによって成り立つということ。イベントの運営もそうですし、SDG’sの目標に関しても同じです。
何ごとも、人の気持ちがないと動きません。一人一人の気持ちは小さくてもいいのです。それが集まることで、大きなうねりになるのだなと実感しました。
自分が日々社会や地球のためにできることはほんの小さなことですが、それでも続けていくこと、意識していくことで先が開けていくのだと思っています。
大きなことを一人で成し遂げられなくても大丈夫。自分が今できることを積み重ねていこうとそんなことを思いながら、イベント開催後、家にあったタンブラーを引っ張り出し、お茶を入れて出勤することにしました。マイボトル、マイバッグ、それも立派なSDG’sに繋がると信じています。
Martがきっかけで、たくさんの人との繋がりができました!
最後に、普段私が取材を受けるときは自宅が殆どなので(笑)、今までは他のMartistと会うことがなかったのです。それが昨年一緒にランチをする機会をいただいてから今日の日まで、一気に交流が広がり、かけがえのない存在を得ました。
またMartの関係者の方も、出品者さまたちも、イベントを開催しなけれお会いできなかった方がたくさんいらっしゃいます。これも全てMartが繋いでくれたご縁で、私の宝です。みなさまと繋がり、大きなうねりをつくり出せたことを心から感謝しております。
写真・文/片岡牧子