簡単で映える! 市瀬悦子さんの「ほったらかし重ね蒸しレシピ」

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テレビや本など多方面で活躍中の料理研究家・市瀬悦子さんに、ごはんをつくりたくない日を乗り切るレシピについてうかがいました。

今回教えてくれたのは重ねて蒸すだけの”ほったらかしおかず”レシピ2品。フライパンごと食卓に出しても、彩りよく華やかな一品です。

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市瀬悦子さん

「美味しくて、つくりやすい家庭料理」をテーマに、書籍、雑誌、メーカーのメニュー開発のほか、『きょうの料理』『あさイチ』(ともにNHK)などテレビに出演するなど多方面で活躍中。
公式サイト⇒http://www.e-ichise.com/
Instagram⇒@ichise_etsuko

「私自身も、忙しくて今日はこの料理で済ませちゃえ!ということも多々あります」と語る市瀬さん。

そんなときによくつくるのが、ご飯とスープが一体化した〝スープご飯〞と、フライパンひとつでできる〝重ね蒸し〞なんだそう。
「あったかいものを食べると気持ちが落ち着くもの。せわしないときは、ほったらかしでできる、おじや風のスープご飯がぴったり」

同様にほったらかしてサッとおかずをつくれるのが、重ね蒸し。
「フライパンに野菜、肉の順に重ねて水をふり、蓋をして火にかければ約10分で完成。じゃがいもなんかはつい厚く切りたくなるけれど、切り方を変えれば10分でちゃんと火が通ります。そんなふうにコツを押さえれば、手間や時間をかけなくてもラクに美味しいごはんがつくれるもの。しんどいときこそぜひ活用してみてください!」

フライパンのままでも映える!
市瀬悦子さんの
「ほったらかし重ね蒸しレシピ」

【1】
玉ねぎの上にのせて蒸すから鶏肉はしっとり軟らか
「鶏むねのピザ風蒸し」

【材料(2 人分)】
鶏むね肉(皮なし) …… 1枚(250g)
玉ねぎ …… 1/2個
ピーマン …… 1個
塩 …… 小さじ1/2
ケチャップ …… 適量(大さじ3が目安)
ピザ用チーズ …… 50g
水 …… 大さじ2

【つくり方】
1. 玉ねぎは縦に薄切り、ピーマンはヘタを取って種を取り、輪切りにする。
2. 鶏肉は厚みを半分に切って両面に塩をふる。
3. 直径24 ㎝ ほどのフライパンに玉ねぎを広げ入れ、鶏肉を重ならないように並べる。ケチャップをかけ、チーズ、ピーマンの順にのせる。水を回し入れ、蓋をして中火にかけ、7~8分蒸したら、フライパンごと食卓に出す。

【2】
コクのあるクリームチーズで手をかけた料理の味わいに!
「サケとポテトのクリームチーズ蒸し」


Glad ラウンドプレート20 ディープレッド、ターコイズ 各¥2,200(THE HARVEST KITCHEN GENERAL STORE)

【材料(2 人分)】
サケの切り身 …… 2切れ(200g)
じゃがいも …… 2個(300g)
冷凍ブロッコリー …… 100g
クリームチーズ …… 70g
塩 …… 小さじ1/2
水 …… 100㎖
粗びき黒こしょう …… 少々

【つくり方】
1. サケはそれぞれ3~4 等分に切る。じゃがいもは1 ㎝ 厚さの半月切りにする。
2. サケ、じゃがいもにそれぞれ塩小さじ1/4ずつふる。
3. フライパンにじゃがいも、サケを広げて重ね入れ、ブロッコリーをちらし、クリームチーズを一口大にちぎってちらし、水を回し入れる。蓋をして中火にかけ、10分ほど蒸す。ざっくりと混ぜ、黒こしょうをふる。

明日も市瀬悦子さんの「ほったらかしでもできちゃうおかず」。中華風と和風の2品をご紹介します。お楽しみに!

 

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撮影/北川鉄雄 取材・文/岡部礼子 構成/Mart編集部

2020年1月号
コウケンテツさん・栗原心平さん・ヤミーさん・市瀬悦子さん・鈴木 薫さん「料理家が『つくりたくない日』を乗り切るレシピ」より

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