プロに聞く!消費期限ギリギリの肉をもう少し長持ちさせる保存方法

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冷蔵室や冷凍室を使うなかで日々生まれる様々な疑問。「これでいいの?」「こんなときはどうしたら…?」そんな疑問に応えるべく、料理や家事の研究をするプロに解決策をうかがいました。
今回は、消費期限の短い肉を長持ちさせる保存方法について、料理研究家の高木ゑみさんからのアドバイスです。

Q:消費期限ギリギリの肉をもう少し長持ちさせるには?
A:計量スプーンいらずの「1分保存法」を!(高木さん)

教えてくれたのは

高木ゑみさん
おもてなしプランナー、料理研究家。著書『考えない台所』の冷蔵庫や台所の整理収納術でも話題。沖縄にて「Full cafe」のオーナーシェフを務めながら料理教室も開催中。

「豚こま切れ肉」の保存方法

つくるのは「ハーブソルト漬け」

豚肉の脂身とハーブの香りが相性抜群!ハーブソルトは、シンプルなものからガーリックが効いたものまであり、手軽に本格的な味わいになりますよ。

【1】豚こま切れ肉に、ハーブソルトを適量振りかけます。オニオンやガーリックが入っているからしっかりした味に。

【2】豚肉をポリ袋に入れ、白ワインを適量加えて揉み込み、空気を抜いて口をしっかりと閉じて保存します。

どんな料理に応用できる?
パスタ、ポトフなどのスープは間違いない美味しさ。炒めものや煮込み料理にも使え、いつもと違う味わいが楽しめるはずです。これを使った「塩肉じゃが」も絶品なので試してみて!

「鶏もも肉(カット済)」の保存方法

つくるのは「甘辛だれ漬け」

鶏肉は万能なので、いろいろな料理に応用できます。しっかりとした味つけをしておくと、時間がないときでも焼くだけで立派な一品になるので便利です!

【1】砂糖としょうゆを1:1で煮詰めます。竹串を立てて量をチェックし、最初の約半分になったら甘辛だれの完成。

【2】鶏肉をポリ袋に入れ、甘辛だれを適量加えて揉み込み、空気を抜いて口をしっかりと閉じて保存します。

どんな料理に応用できる?
主にソテーにします。おろしにんにくを揉み込んで唐あげもオススメ。また、チャーハンやスープはもちろん、さらにカットして焼いてから混ぜご飯にしたり、野菜と和えものにしてもいいですよ。

「合びき肉」の保存方法

つくるのは「にんにく塩漬け」

そのまま炒めて使うことが多いので、すぐに食べられる味つけにしています。また、炒めておけばふりかけのような感覚で料理に使用できますよ。

【1】塩、こしょうとガーリックパウダーを振りかけ、ポリ袋に入れて酒を適量加え、軽く揉み込み保存します。

【2】2日ほど経過した場合は、色が変わるまで炒めて容器に入れて保存します。こうすると、さらに2日ほど日持ちするんです。

どんな料理に応用できる?
生の場合はハンバーグやミートボール、ミートソースパスタが基本ですね。もちろん炒めものにも使えます。炒めた合びき肉は、大根やかぶ、里いものそぼろあんかけが美味しいですよ。

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撮影/大城 亘 取材・文/澁谷真里 沖縄取材/稲嶺恭子 構成/タカノマイ(Mart編集部)

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