暑くてジメジメする梅雨時は、汚れをためない掃除習慣を見直すいいタイミング！特に食べ物の傷みや食中毒が気になるこの時季、冷蔵庫はスッキリ清潔に保っていたいですよね。
今回は、家事のスペシャリスト・髙橋ゆきさんに教えてもらった、身近なもので手軽にできる、冷蔵庫のきれいキープの方法をご紹介いたします。
教えてくれたのは
髙橋ゆきさん
家事代行サービス「ベアーズ」取締役副社長であり、家事大学学長、家事研究家。家事のスペシャリストとしてテレビや雑誌などで活躍。
【これを用意！掃除の基本アイテム】
●重曹水スプレー
油や皮脂汚れ、悪臭対策に効果的な重曹。液状になっている重曹水スプレーが便利。1:9の割合で重曹を水で薄めてもOK。
●アルコールスプレー
食品にかかっても安心な商品を選びましょう。1:9の割合で、消毒用エタノールを水で薄めてもOK。引火しやすいので火の近くでの使用は厳禁です。
●古布
着古したTシャツやフリースは毛羽立たないので、仕上げ拭き用に◎。切って使い、そのまま捨てられるから、気兼ねなく使えます。
●軍手
はめてなでれば、細かな場所まで指先の感覚で拭き掃除ができるアイテム。雑巾が入りにくい隙間や、細かい場所の掃除に便利です。
●ゴム手袋
肌荒れなどから手を守りたいときに着用を。使っている間に液だれしてこないよう、手にはめたあと、すそを折り返すようにして。
Q．冷蔵庫は何で掃除をすればいいですか？
A．【庫外】は重曹水でベタつきをオフ！
「外側は開け閉めで触った手アカや皮脂が想像以上についているので、油汚れに強い重曹水スプレーで一定方向に拭き掃除を。汚れを広げるので往復するのはNG」（髙橋さん）
【ポイント】
雑巾を水で絞り、重曹水をスプレー。雑巾はいなり寿司のように丸めるとしっかり圧がかかり、汚れが取れやすくなります。
重曹水で拭いたら重曹が白浮きしないよう水拭きを。最後に毛羽立たない古布で仕上げ拭きし、汚れの付着を予防して。
A．【庫内】はアルコールスプレーで二度拭きいらず
「中のものを取り出して、アルコールスプレーで除菌・消臭を。ゴム手袋をはめた上から軍手をした『軍手雑巾』を使い、左右の手で拭けばスピーディー」（髙橋さん）
【ポイント】
市販のアルコールスプレーの代わりに消毒用エタノールを1:9の割合で水で薄めても、同じように使えます。
広い面や細かい場所、凹凸があるところも「軍手雑巾」なら全部きれいに。指先のような感覚で無駄なく拭けます。
Q．掃除後にものを戻すのが大変！何かいい方法はありますか？
A．写真を撮って場所を把握
「掃除後に現状復帰できるよう、写真を撮って現在のものの位置を記録。1段ずつ入れものに移し、掃除が終わったら戻すようにすると、最小限の移動で済み、迷いがなくスムーズです。素早くできるので電源を落とす必要もありません」（髙橋さん）
1段ずつ違う入れものに出して
1段目、2段目、ドアポケット、チルド室など、スペースごとにグループ分けして取り出します。あえて別々の入れものにして、グループをわかりやすくするのがおすすめ。
トレイやクーラーボックス、空き箱など、入れものは何でもOKです。
毎日使う冷蔵庫は、常にスッキリきれいに保っておきたいもの。次回は「野菜室の掃除の仕方」「こびりついた汚れ」「優先して掃除すべき場所」「汚れをためないコツ」についてご紹介いたします。
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