買ってすぐにしなびがちな「ほうれん草」は、すぐに下準備しておくと、いろんな料理にちょい足しできて万能!
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「ちょい足し」緑黄色野菜に
ほうれん草には、えぐみや渋みの原因となるシュウ酸(アク)が含まれているため、ゆでたあとは、必ず水にさらしてから水分を絞ります。カットしたあとに、さらに水分が出てくるので、もう一度しっかり絞ってから保存することが大切。
【切る・ゆでる】だけの下準備
《切る》
根元を切り落とし、葉と茎のそれぞれを輪ゴムでまとめてから2つに切ります。
《ゆでる》
沸騰したお湯に塩を溶かし茎を先に入れ、10秒経ったら葉も入れ、さらに30秒ゆでます。
《じゃぶじゃぶ水にさらしてアクを抜く》
冷水にとったあと、流水にさらします。水分を絞り、2〜3㎝の長さに切って、もう一度水気を絞ります。
【冷蔵庫で4日間保存】
保存容器にペーパータオルを敷いてから立てて入れると長持ち。立てて入れると水分が落ちやすい
3日間は何とかなる!使い切りアレンジ
さまざまな料理にアレンジできて、朝昼晩に大活躍! 栄養バランスを整えたいときにも、気軽にちょい足しできる心強い味方です。
【1日目】ほうれん草のココット
ココットにベーコンとほうれん草を入れてマヨネーズを絞り、卵を割り入れます。ようじで卵の黄身に穴をあけてから、塩、こしょうと溶けるチーズをかけて、オーブントースターへ。
【2日目】わかめナムル
ほうれん草に、一口大に切ったわかめを加えたあと、ごま油、白いりごま、鶏がらスープの素、おろしにんにく少々と混ぜ合わせます。糸唐辛子を散らして、見た目も食感も楽しく!
【3日目】ほうれん草の親子煮
鍋に鶏ひき肉と希釈しためんつゆを入れて火にかけます。ひき肉に火が通ったら、ほうれん草を加えたあと、溶き卵を回し入れ、蓋をして弱火で好みの硬さになるまで加熱します。
\教えてくれたのは/
3児の母・Martist滝野香織さん
管理栄養士として企業へのレシピ提案なども行う、小学生男女 2人と1歳の男の子のママ。食器集めが好きで、今回の撮影で使った食器やカトラリーはすべて滝野さんの私物。
Mart2021 3月号 献立ストレスから自由になれる「下準備」テクニック より
撮影/鮫島亜希子 調理/滝野香織 取材・文/田島えり子 編集/松田睦美 構成/上原奈緒
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