前回のブログでは、「2023年は東京歴史散歩を楽しみたい」ということで、皇居東御苑を訪れたレポートをご紹介しました。
今回は、前回の大人散歩の続きで、皇居周辺編をご紹介します!
大手門を出て皇居前広場に!
大手門を出て南に進み、富士見櫓を過ぎると皇居前広場が見えてきます。次の見どころは「二重橋」。こちらは皇居前広場から自由に見ることができます。
橋の奥には「伏見櫓」が見え、本当に美しい景観です。
石造りの2連アーチ構造の正門石橋は、2つのアーチが水面に映る姿から「眼鏡橋」とも呼ばれています。
手前の橋は皇居正門につながる橋なのですが、皇居一般参観の際に渡ることができるそうですよ。
二の丸庭園内に皇居石橋旧飾電灯が設置されており、現在のものとは異なりますが、近くで電灯を見ると装飾が細かく、美しいデザインに息をのみます。
かの有名な「桜田門紋外の変」はiPhoneのマップにも登場!?
そして次の目的地は「桜田門」。かの有名な“桜田門外の変”の現場です。大老井伊直弼が水戸脱藩士に暗殺された場所です。
井伊家は江戸城の近くに大名屋敷を構え、そこから江戸城に出勤する途中に討たれました。iPhoneのマップにはちょうど道路の真ん中あたりを桜田門外の変と指していて、なんだかとてもリアルさを感じました。
ちなみにこの横断歩道を渡ると、警視庁があります。そしてお濠沿いに進むと道がパッと開け、国会議事堂が見えてきます。
美しい建物で荘厳な雰囲気を感じる「日本水準基準点」
この散歩のゴールに位置付けたのは「日本水準基準点」でした。国会議事堂の前庭、千代田区永田町1-1にあり、ここは先述にもある、彦根藩井伊家の御屋敷跡になります。
「日本水準基準点」とは、日本の土地の高さ(=標高)の基準となる場所です。明治24年、ここに国土地理院の前身である陸軍参謀本部測量局があったためここに基準点を定めたそうです。
ポツンと建っているのですが、ローマ風神殿建築に「大日本帝国」と書かれており、菊の御門があって荘厳な雰囲気でした。年に一度、中を公開する日があるそうなので、また出向いてみたいものです。
どうにか中を見たくて覗いてみましたが、見えませんでした(笑)。
国立国会図書館を散策しランチタイムも!
国会議事堂もとても美しい建築ですよね。
国会議事堂の隣には「国立国会図書館」があります。記念にカードをつくって入館し、中で食事をとりました。
国会図書館は普通の図書館とは違い、本を借りることはできません。国内の全ての出版物が納本されており、歴史的な資料も多くあります。
撮影は禁止。重要な出版物があるところなので、自分の鞄はロッカーに預けます。こちらも一度行ってみたかった場所なので、よい経験になりました。
国会図書館の利用登録手続き。
国会図書館の登録利用者カード。
手荷物を入れるロッカー。
館内はこちらのバッグを使います。
傘で書物が汚れるのを防ぐ為か、傘専用のロッカーもありました。
ケーキのようなドーナツがそろうお店「ホーカスポーカス」
永田町駅に向かいながら、とてもおしゃれなドーナツカフェ「ホーカスポーカス」を発見!焼きドーナツと蒸しドーナツのお店で、美味しいコーヒーを飲みながらこの旅を締めくくりました。
おしゃれな店内。
家族へのお土産も無事GET!
素敵なひとときを過ごしました。
江戸時代から明治期を経て、現代のカフェまでタイムトリップをしたような錯覚に陥る素敵な大人散歩になりました。
東京には、ほかにも歴史を感じる場所が無数に存在しています。次はどこに行こうか、とワクワクが止まりません!お付き合いいただきありがとうございました。
写真・文/滝野香織
滝野香織
管理栄養士