旅先の金沢で国産天然木の食器にひとめぼれ【Martistレポート】

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「Martist」とは、悩んだり、後ろ向きになりがちな家事などを、ひと工夫で楽しみに変える〝アーティスト〞のこと。公式サイト「Mart web」の「Martistブログ」では選ばれた10人がそれぞれの得意分野を生かして生活情報を発信していますが、このコーナーではブログとは違った皆さんの一面をご紹介します。今回は土肥愛子さんです。

土肥愛子さん

「普段使っている、マットなホワイトやブラックの今どきのお皿とも相性がいいんですよ」

陶器の器にはない風合いに惹かれました

「日本の木を使った器に出合ったのは、2022年の秋の金沢旅行でした。金沢駅前で開催されていたマルシェにたまたま立ち寄ると、加賀・山中温泉の『白鷺木工』さんが出店していて、器のきれいな木目や優しい風合いに惹かれたんです。

「白鷺木工」さんの脚付きプレート

「脚付きプレートは、お皿として使わない ときでもフルーツなどの置き場所として キッチンカウンターで活用。フラワーベ ースも絵になります」

「白鷺木工」さんの製品。「右奥のフラワーベースは、製品には使え ず廃棄していた部分を活用し〝木のロス〞 をなくすための取り組みとしてつくられ ているそう」

石川県といえば九谷焼とか漆器など高価で本格的な和のものが多いというイメージ
でしたが、そこでは普段使いできそうなシンプルなデザインにひと目ぼれでした。これまでもカッティングボードなどのウッドのアイテムにはなじみがありましたが、ここ最近器の勉強をしていくなかで『国産天然木』のよさに気づいた気がします。木材の種類によって木目の出方の違いで表情が豊かなのもいいですし、温かみや香り、経年劣化も楽しめます。旅から帰ってからは、出かけた先々で木の器に目が行くようになり、たまに道の駅をのぞくと、工芸品コーナーを必ず見てしまいます」


「桧佐陶工房」さんの手彫りカッティングボード

「焼き物で有名な茨城県笠間市の窯元さんで購入。手で彫られたという凹凸の紋様が、ほかのカッティングボードにはない〝味〞が醸し出されています」

「ミニサイズのカッティングボードにはパンをのせたり、コースターにはマグを置くだけでなくお菓子などをのせてお皿代わりにも」


「高安桐工芸」さんの桐のコースター

「なんともなめらかな手触りと桐独特のきれいな木目が気に入って買いました。 茨城県石岡市で桐製品の製造を行う工房さんのものです」

「コースターにも、時には取り皿にも使っています。こんなふうに焼き菓子をかわいく盛りつけられます」


奈良県吉野産のヒノキの丸太ボード

「こちらはオンラインストアで購入。生の丸太ではなく、あえて焼いて黒く焦がしているのも雰囲気が出ていて気に入っています」

「食品をのせてOKなので、チーズや生ハムなどのおつまみをのせてお酒を楽しむことも。子どもたちにこれでパンを出すと大喜び!(笑)」



土肥愛子さん
管理栄養士・フードスタイリスト
’87年生まれ 茨城県守谷市在住 小4長女、小2長男のママ。Martではフードスタイ
リストとして料理撮影だけでなく、ファッションページにも登場。
Instagram➡@aicoco0202

撮影/志波慎寿介

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