【資格を取ったら何が変わる?②】ライフオーガナイザー・保育士編

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結婚や出産など、ライフスタイルが変化しやすい女性にとって「好きなことを学びたい」「資格を仕事に生かしたい」という思いは誰しもあるはず。資格を取って自分らしく輝く読者に、そのきっかけや取得後の変化など気になることを聞いてみました。人生100年時代、今からでも遅くはありません。いつかの自分のために一歩踏み出してみませんか?

【1】ライフオーガナイザー

資格を通じて自分と向き合い続け「本当に大切なこと」を学ぶ機会に

小さいころから整理整頓が苦手で、結婚後も片づけられない日々。ついに子どもの学校提出書類を紛失してしまい、子どもに迷惑をかけてはいけない!と一念発起。10カ月にわたる片づけ終了後、ライフオーガナイザーを目指すことに。

内容は単に片づけや収納の方法を学ぶだけでなく、実際はもっと深いものでした。「自分が本当に大切なものは何か?」「自分とはどういう人間なのか?」を深く掘り下げることで、自分を縛っていた無駄なものが徐々に剥がれ、とてもシンプルに。時間やお金の使い方、物や洋服の選び方に至るまですべてが変わり、仕事と家事の両立ができていると思っています。

川田なゆかさん(東京都在住)
医療事務資格を取得し、病院に勤務する傍ら、片づけられない自分自身を見直すため「ライフオーガナイザー」資格を取得。日々の暮らしのなかで学びを生かし、仕事と家庭を両立。

【ライフオーガナイザーの内容】

2 級は1 日講習を経て取得。1 級は月に一度、全3 回講座を受講。認定試験のほかに、自宅の一カ所をオーガナイズする課題や、グループワークなども。

「ライフオーガナイザー」取得を目指し、コツコツ片づけること10カ月。家中が見違えるほどスッキリ! 資格を通して自分自身と向き合うことで、本当に大切なものがわかりました。結果、無駄なものは省き、整理整頓できるように。資格の講座とは別に図書館でひたすら整理収納本を借りて熟読したり、専門家の講演を聞きに行くことも。おかげで「ライフオーガナイザー」2 級、1 級と続けて合格。

 

【BEFORE】整理整頓が苦手だった頃

【AFTER】無駄なものは省き、家中が見違えるほどスッキリ!

【2】保育士

子育てに悩んだのがきっかけ「やればできる!」と自信に

子育てに悩み、育児について少しでも知識が増えたらと思い勉強をスタート。またコロナ禍で今後どうなるかわからない世の中に不安を感じ、一つでも多くの選択肢を身につけて安心したい、という思いもありました。

時期的な子どもの成長や特徴、病気や感染症、心理学を学ぶことができたので、今後の育児にも役に立ちそうです。
久々の試験勉強でしたが、資格を取ることで﹁やればできる!﹂と自信につながりました。今後は会社復帰後に役立つ情報処理資格のMOS、人生に役立つお金の勉強(株やFP)など別の資格にもチャレンジしたいです。

西尾佳奈美さん(埼玉県在住)
4歳と1 歳の子どものママ。通信業界に勤務しながら、育児休業中に「保育士」資格を取得。自身の子育てに役立てるとともに、今後は職場での育児関連企画などに興味あり。Martistとしても活躍中。

【保育士の内容】

保育士資格を得るための試験は、保育原理や子ども家庭福祉、保育の心理学など9 科目の筆記試験に加え、音楽・造形・言語に関しての実技試験がある。年2 回実施。

「保育士」の勉強を始めた最大の目的は自分自身の子育てのため。資格を通して、子育てへの悩みが解決することも。子どもと接するときに、少し自信と余裕が生まれた気がします。

テキストや問題集を購入し、4 ~ 5 カ月かけ、独学で勉強しました。下の子のお昼寝時間に合わせて勉強したり、寝かしつけの際にイヤホンで保育士関連のYouTubeを聴いたり。苦手な科目は印刷して壁や冷蔵庫に貼って覚えるように工夫しました。

Mart2021年5月号 仕事の幅? 自分への自信?「実録」資格を取ったら何が変わる? より

取材・文/森本奈穂子 編集/桜井奈央子 構成/富田夏子

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