夏休みの定番の宿題といえば自由研究。 お菓子づくりやアニメ、折り紙などから学びにつながるアイデアをご紹介します。どれも親子で一緒に楽しめるものばかり!おうちで過ごす時間も増えそうなこの夏、 お子さんとぜひ試してみて。
科学をお菓子で考える:溶けないレインボーアイス
外はシャリッと、中はふんわり! ユニークな2つの食感が楽しめる、寒天の特徴を生かした新感覚のアイスです。ゆっくり食べても形が崩れないので、小さい子にもおすすめです。
【材料】
(アイスポップ型6個分)
● 牛乳 400g
● 寒天 5g
● かき氷シロップ(レモン、いちご、ブルーハワイ) 各10g程度
【つくり方】
【1】溶けない秘密は寒天に! 水と一緒に煮溶かすだけの粉寒天を使うと簡単につくれます。
★ここがポイント!
寒天は70℃で溶ける! だから出しておいても溶けない
通常のアイスは約20℃で溶けてしまいますが、寒天の融点(溶ける温度)は約70℃。通常の室温では溶けずにそのままの形をキープします。
【2】牛乳80gと寒天1gを鍋に入れて火にかけ、一度沸騰させてとろみがついたら火を止めます。
【3】計量カップに【2】を入れ、好きな色のかき氷シロップ1色5gを加えてよく混ぜます。
★ここがポイント!
3原色を混ぜて好きな色をつくれる
①色をつくる際の基本になる赤・青・黄の3色を用意するだけで、たくさんの色を生み出すことができます。
②黄色に青を足していくと少しずつ緑に変化します。分量を少し調節するだけでも色が変わるので試してみて。
③黄色に赤を混ぜるとオレンジに。色の組み合わせ方にルールはないので、3色すべて混ぜてももちろんOKです。
【4】アイス棒を入れた型に注ぎ入れ冷凍庫へ。【3】~【4】を4回繰り返して4時間凍らせたら完成です。
\共育ポイント/
繰り返し作業なので、1回目だけママがお手伝いして2回目からは子どもがチャレンジしても!
教えてくれたのは…
大田さちか先生
ケーキデザイナー、芸術教育士。日本とフランスで製菓・芸術を学ぶ。キッズクリエイティビティを軸にした子どもとママンのための「My little days」を主宰し、ワークショップも開催。
実験ポイントの解説付き親子で楽しめる1冊!
宝石のお菓子や層ドリンクなど、科学の不思議を感じながらつくるお菓子のレシピが満載です。『不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ』¥1,500(インプレス)
Mart2020年9月号
この夏“共育パパ&ママ”になろう!子どもと一緒に「ゆる自由研究」講座 より
撮影/北川鉄雄、 中林香、 楠聖子 取材・文/沖野紫穂、 加藤文恵、丹下紋香 構成/富田夏子