入れる具材次第で、気になる栄養をちょうどよくとれる「鍋」は究極の時短&バランスごはんです。「いつも元気で疲れ知らずなんです」と語るほりえさわこさんに、体をいたわる美味しいレシピを教わりました。
Wタンパク質で体をつくる「ごま担々鍋」
ほりえさわこさん考案「Wタンパク質のごま坦々鍋」
鍋はコレ!直火もIHもOK、陶器の鍋です。IHセラミック ポットグレージュ(土鍋) (約W29×D24×H12.7 ㎝)¥11,000(BRUNO)
メイン食材は2品
もやしは安価ですが栄養面は大変優れています。ひき肉と豆板醤で、辛みの効いた大人もうれしい鍋です。
IHクッキングヒーター ブルーグレー(W27.7×D31.8×H6.4㎝)¥12,100、 セラミックプレートセットココットホワイト ¥3,300 (ともにBRUNO)
材料(3〜4人分)
- もやし……1袋
- 豆腐……1丁
- えのき……1パック
- にら……1わ
- 豆乳……1カップ
- 水……1カップ
- 鶏がらスープの素……小さじ2
- 豚ひき肉……100g
- ごま油……大さじ1/2
- 豆板醤……小さじ1と1/2
- すりごま ……大さじ3~4
- オイスターソース……大さじ1
- にんにく……1片
- ラー油……適量
- うどん……適量
つくり方
- えのきは、石づきを取って2つに切ってほぐし、下のほうを土鍋に敷く。一口大に切った 豆腐をのせ、周りに3㎝に切ったにらと、えのきの上のほうを置き、鶏がらスープの素を振りかけ、もやしを中央にのせる。
- フライパンにごま油大さじ1/2と豆板醤、みじん切りのにんにくを入れて炒め、香りが立ったらひき肉、オイスターソースを加えて炒め、すりごまを加えて肉そぼろをつくり、水を注いで煮立てる。
- 1 に2を汁ごと注ぎ、豆乳を加え、蓋をして火にかけ、煮立ったら取り分け、好みでラー油をかける。
- シメには、うどんを入れる。
シメはラー油うどん!ラー油は後がけにして辛さはお好みで
辛さの好みは、人それぞれ。また、最初からいっきに辛くするより、調味料で味変するのも鍋の醍醐味のひとつ。ほりえさんは、手づくりラー油でスパイシーさをプラスしています。
ほりえさんの栄養のお話【3】
動物性×植物性のタンパク質で体への吸収率アップ
豆腐に少しのひき肉。担々鍋のベースになる食材ですが、実はこの組み合わせがとてもよいのです。豆乳もプラスしてヘルシーなのに味わい深く、寒い冬に体が温まる一品に。
栄養ポイント1
豆腐の植物性のタンパク質と、ひき肉の動物性タンパク質を組み合わせることで、吸収率をアップさせます。ひき肉は少量でOK。
栄養ポイント2
スープには豆乳を使います。豆腐やひき肉、もやしをバランスよくなじませて、調味料が加わるとまろやかに仕上がります。
教えてくれたのは
栄養士・料理研究家 ほりえさわこさん
ほりえさわこさん 祖母、母(ひろ子さん)、 娘3代の料理研究家一家。美味しい、簡単、体にいい料理のレパートリーはお手のもの。「旬の野菜もたっぷりいただきましょう」
『100歳まで元気でボケない食事術』
著者:堀江 ひろ子、ほりえさわこ
定価:本体1380円+税
発行:主婦の友社
撮影/北川鉄雄 取材・文・スタイリング/新里陽子、澁谷真里 編集/菊池由希子 構成/長南真理恵
Mart2021年12月号
見た目・美味しさ・栄養ぜんぶ◎!一汁一菜を超えた「鍋だけごはん」のすすめ より