学生のころから美術館や博物館が好き。気になる企画展や旅行先にある美術館をチェックし、家族で訪れています。
しかし行く前から子どもたちに「行きたくな〜い」と言われてしまうこともしばしば……。子どもが楽しめないとお出かけ自体が失敗になっちゃうので、子どもの興味と見学するものを合わせるようにがんばっています。さて、今回は先日行った「貨幣博物館」が、長男(小2)のゆづくんに大ヒットしたのでその情報をお伝えしますね。
日本のお金について学べる貨幣博物館
お金が大好きな息子の興味を伸ばせる
4歳の頃からおこづかいに「給料制度」を取り入れ、お金が大好きなゆづくん。お金が好きなのはいいことですが、変な方向に行ったら心配だなと思うことも……。貨幣博物館なら、さまざまなアプローチでお金について学べるだろうと思っての訪問でした。
コンパクトながらお金についての情報がたくさん
貨幣博物館の常設展示は、日本のお金の歴史について、所蔵資料の調査研究を踏まえ、分かりやすく展示されていました。何が「お金」として選ばれ、どのように使われてきたか、といったことも、本物の資料を通して見ることができました。
1時間もあれば十分見て回れるコンパクトな博物館でしたが、文化的な資料と一緒に体験コーナーなどもあり、子どもが楽しめる工夫がいっぱいありました。また別に企画展も開催されているので、そちらも回ればより充実して過ごせます。
金貨や日本銀行券、和同開珎なども
ゆづくんが興味を持ったのは、豊臣秀吉や徳川家康がつくらせた金貨(大判)の実物。金貨を見た後、その重さがどのくらいなのか触れるコーナーがあり、体感することができました。
ほかに興味深かったのは、明治時代に発行された最初の日本銀行券を見た後に現在の日本銀行券の偽造防止技術の展示を見学したとき。また、和同開珎でどんなものがいくらで買えたかなど、当時の物の値段を通じて、生活のなかでお金がどんな価値で使われていたのか知ることができたのもよかったです。
小学生向けのクイズシートがおすすめ
後から知ったのですが貨幣博物館では、小学生低学年向けに作られた「お金のタイムトラベル」というクイズシートがHPからダウンロードできます。館内では配布されない資料になるので、事前に準備してから行くと、より楽しめると思いますよ。
なんと貨幣博物館は入館料無料!
貨幣博物館は東京駅の日本橋口側を出てすぐ。半蔵門線三越前駅、B1出口から徒歩1分など、各線でアクセスできます。日本橋三越本店の隣にあるので、博物館の前後でランチや買い物をしたりすることができるのもいいですよね。また、なんと入館料無料なのに充実した展示なので、ピンチのときにあえてお金に触れるのもありかもです(笑)。
東京駅付近に行った際は、ぜひ貨幣博物館にも足を伸ばしてみてください。そろそろ秋らしくなってきましたね。我が家は家族で「食欲の秋」ばかりではなく「芸術の秋」も満喫するように、美術館、博物館めぐりをしたいと思います。
■日本銀行金融研究所 貨幣博物館
電話番号 03-3277-3037
東京都中央区日本橋本石町1-3-1
開館時間:9時30分~16時30分(最終入館は16時まで)
休館日:月曜日(ただし、祝休日は開館)、年末年始(12月29日~1月4日)このほか、展示入替等のため臨時休館することがあります。
https://www.imes.boj.or.jp/cm/