今回は夏野菜を見ると食べたくなる、日常につくりやすい韓国風あえものの紹介です。夏野菜の代表、トマト・ズッキーニ・きゅうりには多くの水分とカリウムを多く含み、身体にこもった熱を冷ましてくれる効果があります。冷蔵庫で冷やした夏野菜は、夏の食卓には欠かせませんよね。韓国ではたくさんの野菜を食べる習慣がありますが、韓国風の味つけは和食との相性もよく、お酒にもよく合うので、覚えておくときっと家族に喜んでもらえると思いますよ!
【レシピ1】トマトとアボカドのセンチェ
センチェとは生の野菜のあえものです。トマトとアボカドはセンチェとしては変化球になりますが、いつもはイタリアンになりがちな2つを韓国風にして楽しみます。甘めに仕上げるのがポイント。
【材料】
- トマト…1個(約200g)
- アボカド…1個(約200g)
- (A)砂糖…大さじ1
- (A)コチュジャン…小さじ2
- (A)酢…大さじ1
- (A)長ネギのみじん切り…大さじ1
- (A)おろしにんにく…耳かき2杯
- (A)炒り白ごま…大さじ1
※コチュジャンはメーカーによって辛さが異なります。エスビー食品の李錦記のチューブタイプのものは甘さが強く辛さは弱め。Bibigoのものはかなり辛いです。今回はお子様でも食べられるように甘さのある李錦記のものを使用しています。
【つくり方】
![一口大に切ったトマトとアボカド](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04163045/IMG20220630114746.jpg)
①トマトとアボカドは大きめのひと口大に切る。
![調味料を合わせる](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04163043/IMG20220630114152.jpg)
②(A)をすべて合わせる。
![材料と調味料をあえる](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04163047/IMG20220630114843.jpg)
③①に(A)を加え、手であえる。
【レシピ2】ズッキーニのナムル
今年はズッキーニのできがよいように感じませんか?スーパーでも、大きくて立派なものが、安く売られていますよね!実はズッキーニは生食できるんです!ただ、アクがあるので塩もみをしてアク抜きをしましょう。
【材料】
- ズッキーニ…1本
- 塩…小さじ1/4
- (A)しょうゆ…小さじ1/4
- (A)おろしにんにく…耳かき2杯
- (A)ごま油…大さじ1/2
- (A)顆粒鶏がらスープの素…小さじ1/2
- (A)炒り白ごま…大さじ1/2
【つくり方】
![薄くスライスしたズッキーニ](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04164507/IMG20220630120917.jpg)
①ズッキーニは薄くスライスし、塩をまんべんなくまぶし、10分おく。
![](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04164505/IMG20220630122221.jpg)
②キッチンペーパーを使ってしっかり水分を絞る。
![ズッキーニと調味料をあわせる](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04164506/IMG20220630122343.jpg)
③②に(A)を加え、手であえる。
【レシピ3】たたききゅうりの韓国のりあえ
みんな大好きたたききゅうり。韓国のりを加えることでお惣菜感が増し、味わいも増します。
【材料】
- きゅうり…2本
- (A)韓国のり…1パック(8枚)
- (A)おろしにんにく…耳かき2杯分
- (A)ごま油…大さじ1
- (A)顆粒鶏がらスープの素…小さじ1
- 糸唐辛子(あれば)…適量
【つくり方】
![きゅうりをたたく](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04165100/IMG20220630122906.jpg)
①きゅうりはよく洗ってから麺棒でたたき、食べやすい大きさにする。
![調味料とあえる](https://data.mart-magazine.com/wp-content/uploads/2022/07/04165102/IMG20220630123339.jpg)
②①と(A)をよくあえる。器に盛り、あれば糸唐辛子をあしらう。
夏野菜の特徴は身体を冷やすことですが、冷やしすぎてもいけないので身体を温める効果の高いにんにくを少し入れて、バランスを取ります。にんにくは、料理を美味しくするだけではないのです。ただし、生のにんにくは胃を刺激してしまうので、使うのは少量にとどめましょう。
写真・文/滝野香織
滝野香織
管理栄養士