【道の駅保田小学校】懐かしさが蘇る!生まれ変わった廃校に泊まって遊んじゃおう

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二宮金次郎像

週末のお出かけ先として人気急上昇中の「道の駅」。全国1200以上ある施設から「週末に行く今どきの道の駅!」として、おすすめテーマごとに紹介していきます。というわけで、ラストは『泊まって遊べる』として人気の「道の駅保田小学校」にお邪魔してきました。

幅広い世代で「学校」をまるごと楽しめちゃう!

道の駅保田小学校の正面

廃校になった校舎をリノベーションした珍しい道の駅。

「都市交流施設・道の駅保田小学校」は千葉県鋸南町にある、元小学校を利用した珍しい道の駅です。10月に新しく「道の駅保田小附属ようちえん」が隣にオープンし、人気の道の駅としてもますます注目を浴びています。

保田小学校のエンブレム

当時のまま残る保田小のエンブレム。いまだ現役のよう。

廃校になった小学校跡地に、宿泊施設や飲食店、温浴施設、大型の直売所を設置し、幅広い年齢層で楽しめる場所になっています。学校のシンボルである『二宮金次郎像』は、人気の撮影スポットになっています。

わくわくが止まらない!学校で宿泊体験ができるって⁈

小学校にある宿泊施設の様子

宿泊施設の中でも黒板側は大人気の場所。本格黒板アートに挑戦する人もいるとか!

「保田小」では学校に宿泊できるという珍しい体験ができます。『学びの宿』として、各教室を宿泊部屋にリノベーションし、当時の様子はそのままで利用可能。時計、ランドセル置き場があり、黒板は使い放題なので大興奮で眠れなくなるかも!

ランドセル置き場がある宿泊部屋

教室を半分にしているので、ランドセル置き場側も泊まれます。

教室の札もそのまま残っている様子

クラスの札もそのままに。何年何組に泊まれるかな?

里の小湯の外観

旧職員棟2階にある「里の小湯」は日帰りでも利用可能。ワンコインでゆったりとくつろげますよ。

こどもひろば

保田小1階にある元教室の「こどもひろば」。宿泊だけではなく、教室でおもいっきり遊ぶこともできますよ。

一度は夢にみた「学校でのお泊り体験」を保田小で実現してみませんか。
※宿泊料金、設備などは公式HPを要確認の上、ご予約ください。

廃園を子どもの遊び場に!わっかが広がる『ようちえん』新設!

保田小学校附属ようちえんの外観

2023年10月にオープンしたばかりの「道の駅保田小附属ようちえん」。保田小の隣にあった旧鋸南幼稚園をリノベーションし、新たな都市交流施設となりました。こちらは主に『子どもが遊べる場所』になっていて、飲食店の他、広い園庭、遊具、そして屋内のプレイエリアがあります。

保田小学校附属ようちえんの外観

「道の駅保田小附属ようちえん」のシンボルとなる『わっか』。みんなを見守ってくれます。

ようちえんの園庭上を囲む『わっか』はみんなを見守り、つながるシンボルとしてつくられました。天気がいいときには鋸南の山々や星空が『わっか』の中からキレイに見えるベストビュースポットです。

屋内にあるプレイエリア

屋内にあるプレイエリアは無料で使用可能。ちーばくんが見守る中、飛んだり跳ねたりぶら下がったりとのびのび遊べます。

園庭に設置された遊具

園庭にはカラフルな遊具と小高い丘があり、みんなで鬼ごっこしても十分な広さです。

ようちえんショップ内

園内にある「ようちえんショップ」。子ども向けのグッズがいっぱい!

ドッグラン

併設されているドッグラン。中には水飲み場もあるのでゆっくりと過ごせます。

コミュニケーションスペース

元職員室をコワーキングスペースに!用途に合わせて使えるソロスペースもあります。※有料

保田小学校・保田小附属ようちえんスタッフいちおしメニュー&お土産!

懐かしい!当時の味が蘇る人気の給食って?

里山食堂の保田小給食

保田小では当時利用していた食器を利用して、昔懐かしの『給食メニュー』を提供しています。中でも一番人気なのが「保田小給食」。千葉県民なら誰もが知っている⁈「ピーみそ」や鯨の竜田揚げ、赤いウィンナーなど思い出の料理が勢ぞろい!
「当時からある学校の机や椅子に座りながら、ここでしか食べられない給食をぜひ味わってください」(駅長 中村さん)

里山食堂/保田小給食 1200円(税込)

卵も乳も不使用!ここでしか食べられないプラントベーススイーツ!

世界でも注目されている植物由来のプラントベースを利用したクロワッサンやソフトクリームが「道の駅保田小附属ようちえん」内のfront village dinerで食べることができます。

プラントベースのクロワッサンソフトクリーム

オーツミルクをベースに作ったオリジナルのソフトクリームを乗せた「クロワッサンソフトクリーム」。カワイイ見た目だけど、さっぱり!自然な甘さでペロリと食べられます。

バター不使用のクロワッサン2種類

バター不使用!店内で焼き上げたさくさく食感にハマっちゃうクロワッサンとミニチョコクロワッサン。

front village diner/クロワッサンソフトクリーム 680円(税込) クロワッサン 290円(税込) ミニクロワッサン 270円(税込)

保田小オリジナル商品!お土産人気は常に上位!

千葉県の給食で食べていたピーみそ

千葉県の給食で食べていたといわれる「ピーみそ」。甘めの味噌と特産品の落花生を混ぜ合わせたソウルフードです。ごろごろの落花生と粘度高めの味噌が白いごはんに合いますね。一度食べたらやみつきになること間違いなし!

きょなん楽市/給食で食べていたピーみそ 648円(税込)

そこかしこに残る学校の面影探しをしたくなる!

学校の廊下

宿泊施設側に続く学校の廊下には、当時のままのトイレや手洗い場もあります。

保田小の敷地内には、当時のまま使われているものがいっぱい!建物はもちろん、図書室の本や時計、ランドセルなどが飾られたまま。大人は昔を懐かしみ、子どもはちょっと緊張気味になっちゃいそうですね。

 

体育館を改装してつくった直売所

体育館をリノベーションした直売所の「きょなん楽市」。ピーみそはここで販売中!

校庭にみられた表彰台と石碑

1・2・3の表彰台に乗って満足げにピースをする姿が思い浮かびます。

まちの縁側には懐かしい道具がならんでいる

陽射し溢れる「まちの縁側」には当時の跳び箱や平均台、給食台に触れたり見ることが出来ます。

ランドセルと安全帽子

実際に使用されていたランドセルや安全帽子。懐かしい光景でいっぱいです。

保田小学校1階に並ぶレストラン

保田小1階に並ぶレストラン。外に並ぶパイプ椅子や学校机で食事ができます。

また、地域活動にも使える「音楽室」や「家庭科室」、校長の椅子が置いてある観光案内所兼受付の「まちのコンシェルジュ」、記念碑や校歌が飾られていたりと、至るところで「学校の思い出」探しをできそうです。

大人も子どもも思い出いっぱい作っちゃおう!

原っぱがひろがる保田小学校の様子

「都市交流施設・道の駅保田小学校」はあちらこちらに学校の面影を残した、懐かしさとワクワク感を味わえる場所でした。『保田小学校』と『保田小附属ようちえん』の2つの都市交流施設を拠点に、これから先も地域と人を末永く繋げてくれる次世代の道の駅となるでしょう。今度は家族で「学校の思い出」を作りにいきませんか。

【施設Data】都市交流施設・道の駅保田小学校/道の駅保田小附属ようちえん
千葉県安房郡鋸南町保田724
TEL 0470‐29‐5530
営業時間/9:00~17:00
休業日/年中無休
入館料/無料
https://hotasho.jp/

撮影/山下忠之 取材・文/大塚一夢 画像提供/道の駅保田小学校

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