映える絶景!トラベルフォトグラファーさんオススメの撮影スポット【甲府・武田の杜】

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絶景撮影 クルマ

クルマに乗って紅葉を見に行きたくなる季節、目的地やその道すがらに感動的な景色に出会えたら思わず写真を撮りたくなりますよね。今回はトラベルフォトグラファーとしてSNSで発信しているSOLAさんファミリーに、おすすめの絶景と撮り方のコツを教えてもらいました。

クルマで絶景の旅SOLAさん運転席

〈左〉SOLAさん、〈中〉ねーね(9歳)、〈 右〉ほっぺ王子(6歳)

大阪府出身。東京のスタジオ勤務を経て商業写真家として独立。その後山梨県に移住し、現在夫と2人の子どもの家族4人暮らし。子連れキャンプで日本中を移動するなど、プライべートでも仕事でも旅がテーマ。
Instagram @sola_pht

【SOLAさんの過去の作品】

【左】「今年の夏の白馬。翌朝の登山に備えて前泊していた八方尾根の夕暮れ前です」、【右上】「10年前の夏、北海道の阿寒摩周国立公園の屈斜路湖付近を旅していたとき、たまたま出合った美しい夕景です」、【右下】山梨県・南伊奈ヶ湖の紅葉。「仕事のついでに一人立ち寄り、カモシカにも遭遇しました」


絶景は日常の中にあり偶然導かれて出合う場所

「私にとっての絶景とは、ガイド本やSNSの人気投稿に載っていない、偶然導かれたように出合う場所。自然の中にある名もない場所でも、そのとき誰とどんな気持ちでそこにいたかを思い出せる。そんな心に強く残る情景を見たいし、人にも見せたいという気持ちが根底にある」とSOLAさんは笑顔を見せます。

「以前どこかで聞いた『風景が人を育てる』という言葉が心に残っていて。子どものころに見た風景が、あるいは大人も日々見ている風景が、その人の美意識や価値観を育てると思うんです。だから子どもたちには、『何に目を向けても世の中が美しくてたまらない』、そう感じられるような人に育ってほしいですね」

旅好き、絶景好きが高じて、長女出産後に山梨県に移住。〝絶景が日常生活の中にある〟暮らしを楽しみながら、長期休みには家族でキャンプや登山、車中泊などを楽しんでいます。
「何気ない風景が子どもたちの心に残ったり、ふと思い出して心強くなったり優しくなれるなら、それが最高の絶景です」

今年の8月に高台から撮影した山梨・甲府盆地のダイナミックなパノラマ

SOLAさん絶景

途中、急な坂道があっても元気に駆け上がっていた子どもたち。東屋で休憩後、湖を眺める様子をハイアングルからデジカメで撮影した一枚。

【武田の杜】
甲武信ユネスコエコパークに認定されている森林公園。展望台からは富士山をバックに甲府盆地が一望できる。森林セラピーや野鳥観察などのイベントも定期的に開催。
山梨県甲府市山宮町片山3371 (営)9:00~17:00 (休)月曜、年末年始

【撮影したロケーション】

高台

千代田湖畔のトイレ付近に駐車し、15分ほど山を登った場所にある白山展望台612m。木々の緑だけでなく、岩場があると山の雰囲気が出ます。

【絶景撮影のコツ】

撮影

「背景に湖を入れたかったので、背伸びして上からカメラを構えました。モニターが動かせるカメラなら、アングルの高低にかかわらず画像が確認しやすいです」

【スマホの場合の絶景撮影のコツ】

スマホの画面

【絶景撮影のコツ:逆光ならスマホの 補正力が頼りになる!】逆光の状態でカメラで撮影すると、 甲府盆地も空も真っ白に。「スマホ なら風景と人物、両方の明るさの バランスをうまくとってくれます」

【絶景撮影のコツ:スマホは編集機能を活用!】iPhoneで暗い部分を調整する「シャド ウ」は、プラスにすると影が明るく なり、マイナスにすると影を強調。

【絶景撮影のコツ:「ブリリアンス」は一発補正 が叶う便利ツール】iPhoneでは「ブリリアンス」も明暗 と彩度バランスの補正が可能。数値 を上げると、暗い部分は明るくなり、 明るい部分は落ち着いたトーンに。

※スマートフォンの機能はお使いの機種により異なります。


これから出かける行楽地で、みなさんも年賀状にできるような絶景写真を撮ってみませんか?

Mart2023年秋号「いざ!『絶景』探しのクルマ旅」より

撮影/楠聖子(取材分) 取材・文/富田夏子

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