お店で手づくりする、できたてうどんを提供する「丸亀製麺」。定番メニューはもちろん、期間限定メニューは毎回大人気。新作を楽しみにしているファンも多いですよね。そんな丸亀製麺から待ってましたの冬メニューが登場。
冬季限定うどんが進化「肉がさね玉子あんかけうどん」
今回登場したのが、「肉がさね玉子あんかけうどん」(並¥690、大¥820、得¥950)。累計980万杯超売り上げた、冬季限定商品の「肉たまあんかけうどん」をより進化させた新しい玉子あんかけうどんです。“肉がさね”というネーミングは柔らかな牛肉と、鶏肉と豚肉の‟合わせそぼろ”の両方を具材としているところから。食感も味わいも異なる肉トッピングを重ねることで、旨味も増し、贅沢感もUPしています。
店内で仕込む牛肉はやや甘めの味付けで、やさしい玉子あんかけに合うようになっています。牛肉にも仕上げにとろみをつけ、旨味が詰まった肉汁を閉じ込め、玉子あんかけにもなじむようにしています。
合わせそぼろは、鶏肉と豚肉のそぼろ。こちらはにんにくの風味と生姜を効かせた味わいで、肉の旨味がしっかり感じられます。どちらもそのままでも美味しく、打ち立てうどんとの相性も抜群です。
玉子あんかけは店内でつくる“かけだし”をベースに、数回に分けて溶き卵を入れてなめらかに仕上げています。うどんは釜から直接どんぶりに盛り付ける、熱々の“釜抜き麺”。もちっとした食感で麺表面に“くびれ”があるので、玉子あんかけによく絡みます。手づくりだからこその優しい味わいの玉子あんかけは、とろみが熱を閉じ込めて最後まで温かくいただけます。
「玉子あんかけ」は新作の「肉がさね玉子あんかけうどん」のほか、「玉子あんかけどん」、「明太玉子あんかけうどん」、「紅生姜玉子あんかけうどん」の計4種類と、丸亀うどん弁当でも「えび天玉子あんかけうどん弁当」として楽しめます。
冬の定番「鴨ねぎうどん」と「鴨すきうどん」
玉子あんかけうどんと並ぶ冬の人気者といえば、「鴨ねぎうどん」(¥740、大¥870、得¥1,000)。注文ごとに一杯ずつ丁寧につくる「鴨ねぎうどん」は鴨もも肉の脂と甘味、ねぎの香ばしさがマッチした冬に食べたい一杯。
鴨もも肉は鶏油を使って炒め、味付けをしています。ごろっとした大きさで噛み応えのある食感で、噛むたびに脂の旨味が感じられます。
寒い時期に甘味が増す白ねぎは焼き目を付けながら丁寧に焼くことで、より甘味が引き出され、香りもよくなります。特製だしの旨味をたっぷり含ませれば、鴨もも肉との相性もさらによくなります。
北海道産の真昆布や、鰹節など複数の削り節からつくるだしに、コクと甘味を加えた特製の濃口だしを合わせ、鴨もも肉の脂や焼きねぎの風味がプラスされ味わい深く仕上がっています。
これが打ち立て茹でたてのうどんと絡まって、奥深い味に。鶏肉とは違う鴨肉ならではの脂の旨味と甘辛い味付けをトッピングの三つ葉やゆずが上品に味をまとめてくれています。
さらに同じ鴨肉を使った冬メニューとして「鴨すきうどん」(並¥740、大¥870、得¥1,000)もおすすめ。こちらは名前のように鴨肉のすき焼きをイメージした一杯で。鴨もも肉、焼きねぎ、春菊、椎茸が具材として入っていて、中央に卵黄がのっています。
この卵黄をくずして、すき焼きのように具材をつけても、全体に絡めても楽しめます。甘味の効いただしと卵黄がベストマッチで、まろやかな味わい。
そして、丸亀製麺といえば、無料でねぎ、おろししょうが、天かす、すりごまをトッピングできるので、玉子あんかけに生姜を効かせたり、鴨ねぎうどんに追いねぎをしたり、アレンジも楽しめますよ。
どれも体の芯から温まる丸亀製麺の冬限定メニュー。それぞれに味わいが異なるので、その日の気分で選べるのもうれしいですね。まだまだ寒い日が続きますが、あったかいうどんで心も体もぽかぽかになってみてはいかがでしょうか。
丸亀製麺HP:https://jp.marugame.com/
取材・文/岡部礼子