Mart誌面&WEBにて、 “暮らしに工夫を加え、家事なども前向きに楽しめるように変えるアーティスト〞として発信している、Mart公式アンバサダーの「Martist(マーティスト)」が、自ら考え計画したイベント「Martist upcycle fes.」が、東京都港区麻布台の飯倉片町アネックス6Fを会場に、3月12日、13日の2日間開催します。テーマは「私たちが考えたアップサイクル」。開催に先立って、どのような思いからこのイベントが開催されるのか? 当日の内容を取材しました。
カフェで語り合った「私たちで何かできないかな?」がスタート
現在10名のMartistがいますが、収納、美容、インテリア、料理…と、みなさんそれぞれの得意分野をベースに活動されているミセスの方たち。今回、最初の発起人となったのは整理収納アドバイザーとして活動する片岡牧子さんと、イメージコンサルタントとして活動する吉田葵さんの2人です。SNSでやりとりしている中で、コロナ感染者数が少なく、まん延防止等重点措置が解除されていた時期だったこともあり、カフェでランチをすることに。いろいろとお互いの活動内容の話をしていると、ひとつの共通点が見つかったと言います。
「おうちのお片付けのサポートをしている時に、洋服の数は減らしたいけれど、『捨てる』という手放し方が気持ち的になかなか難しい方もいらっしゃいます。でも、捨てるのではなく、誰かのもらってもらう、譲るにすれば、それならと手放せる方もとても多いんです」(片岡さん)
「私は、似合う洋服選びをサポートしているのですが、人によって必要なものと不要なものの価値は変わる場面が多々あります。例えば、あるスカートも、Aさん自身にはしっくりこなくて手放したいデザインでも、Bさんにはとてもよく似合う形ということが多々あります。片岡さんと話をしていて、この『捨てるのではなく、必要な人へ』を、何かの形で少しでも広められたらと思ったことが、今回のイベント開催のきっかけになりました」(吉田さん)
手探りでのイベント準備。オリジナルエコバッグも!
ほかのMartist8人にも声をかけたところ、滝野香織さん、土肥愛子さん、蓮見京子さん、三木芽久美さん(13日のみ)も参加してくれることに。遠方在住やご都合が合わず不参加の小垰千尋さん、田口愛佳さん、西尾佳奈美さん、林加奈さんもコンセプトに賛同、「頑張って!」と応援してくれました。
片岡さん、吉田さんから、Martistとしてアップサイクルを主軸としたイベントを開催したいと相談された、Martの小松伸司編集長にも話を聞きました。
「まず、今回、こちらがお願いしたのではなく、ご本人たちが『やってみたい!』と思ったその気持ちが大事だと思い、編集部としてもサポートしたいと思いました。アップサイクル、SDGs…とこれからの生活でしっかり考えなくてはならない、大切なキーワード。Mart流に、楽しく、出来ることから始めることを編集部も発信したいと思っていましたので、同じ気持ちを持っていることを嬉しく思いました」
イベント当日は、Martistよるアップサイクル・フリーマーケットや、この企画趣旨に賛同してくれたブランドの出店、また、当日のお買い物や普段使いにと、Martistでデザインしたエコバッグ(1,100円)の販売も。
W45×H43(持ち手含む場合は76)㎝ 、折り畳みマチは15㎝の大容量。
コットン100%、5オンスコットンなので生地も厚みもしっかり。
大きな荷物もこの通り、ラクラク入ります。
Martで培った「物事を楽しむこと」
Martistとして活動する前は、Mart読者会員として誌面づくりに参加してくれていた片岡さん、吉田さん。「Martってどんな存在ですか?」との問いには…
「最初の頃、自分たちの生活の一部が、こんな風に取り上げられ、形になっていくということに驚きと嬉しさがありました。それ以降、Martの生活を楽しむ考え方に、これもやってみようかなと背中を押された場面がたくさんあります」(片岡さん)。「SNSで発信もできる世の中だけれど、雑誌という目線で自分の活動や考えを発信してくれることも、とても嬉しいです。そして、今回のイベントに協力してくださり、いらっしゃってくれるみなさんと会場でみなさんとつながれることも楽しみです」(吉田さん)
イベントには終日ではありませんが、小松編集長をはじめ、我々ライター陣もお手伝いに参加します。イベントを楽しんでいただくことはもちろん、「こんなことをしたい」「こんな企画を読みたい」と、気軽に話かけていただけたら嬉しいです。
皆様のご来場をお待ちしております。
Martist upcycle fes.
場所:港区麻布台3-1-6飯倉片町アネックス6F
3月12日(土)12〜17時
3月13日(日)10〜16時
最寄り駅 六本木駅徒歩7分、六本木一丁目駅 徒歩8分
取材・文/新里陽子