家族のリモートワークも通常の風景になった今、みなさんランチはどうされていますか?わが家はまだまだ、日によっては在宅勤務の夫と私、リモート授業日の娘たちと4人がお昼ごはんを食べることが。(土日でもないのに!)。出前やコンビニ弁当も取り入れながらも、 何か簡単でささっと食べられるからだにいいもの、ないかしらと考えていました。そんな折、Martでも度々誌面に登場してくださっている時短料理研究家の島本美由紀先生が、「包み蒸し」なるものを推奨されているとのこと。つつみむし? どんなものなのか興味津々。早速いろいろとお話を伺いました。
島本先生も、家族のリモートご飯に困っていた!
今まではお弁当をもって出勤されていた島本先生の旦那さまも、リモート勤務になり一緒にランチをする機会が増えたそう。
「時間を合わせて一緒にランチを取れる日は、レンジを使ってパパッ作れる1品を提供することが多いです。例えば、冷凍うどんをレンジ加熱中に、明太子やバター、牛乳を合わせてソースをつくり、絡めて明太子うどんをつくったりします」。火を使うとコンロから目が離せなくなってしまうので、加熱中にほかの作業ができるレンジレシピが役立つのには納得です!
そして「ただ、夫のお昼休みは12時~13時。私は撮影や打合せなどでこの時間にランチがつくれないこともしばしば。島本先生自身も、次の打合せまで20分しかない!ということも度々あり、ついランチを食べ損ねることも多くシリアルや野菜ジュースなどで済ませてしまうこともあるのだとか。
クッキングシートに包んでおくだけの作り置きメニュー【焼きそば】
そんな慌ただしいランチ時にぴったりなのが「包み蒸し」とのこと。さっそく焼きそばのつくり方を教えていただきました。
「焼きそばを1人分ずつ調味してクッキングシートで包んで冷蔵室に入れています。朝、パパッと包んでおくだけなので簡単。野菜を切る手間が面倒な時は市販の野菜炒めミックスと合わせ、ソーセージなどはハサミで切ってしまいます。耐熱皿に乗せて冷蔵庫に1人分ずつ入れておけば、お昼休憩をする夫が1人でレンジ加熱して食べてくれるのですごくラク!やはり昼に温かい食べ物が食べられるって素敵なことだし、気持ちもリフレッシュしますよね。火が怖い夫でもレンチンだけはしっかりできるので(笑)また洗い物も出ないのでさらにラクです」
【焼きそば】
【材料(1人分)】
- 豚バラ肉(薄切り)…30g
- ソーセージ・・1本(15g)
- もやし…30g
- キャベツ…20g
- 中華めん(蒸し・焼きそば用)…1玉(150g)
- めん添付の粉ソース…1袋
- 青のり、紅しょうが…適宜
【つくり方】
- ソーセージは斜め切りに、キャベツ、豚バラ肉は一口大に切る。中華めんは袋のままもんでほぐす。
- 「クックパー®クッキングシート(L)」を30cmの正方形に切り、対角線に折ってから耐熱皿に広げ、中央に中華めんをのせ、粉ソースをふりかけ、もやし、1をのせる。
- 「クックパー®包み」の手順にしたがって包み、電子レンジ(500W)で約4分加熱する。加熱後、包みの真ん中から開いて全体をよく混ぜ、青のりをふり、紅しょうがを添える。
これは簡単! そして蒸し効果で焼きばも本格的な仕上がりに。野菜を蒸すことでボリュームが減るので、生野菜よりもたくさん食べられる。野菜は茹でてしまうと水に栄養が流れてしまうのですが、蒸すことで栄養素の流出をおさえキープしてくれます。
クッキングシートと電子レンジはとても相性がよいそうで、水分をキープして肉や魚、野菜などがふっくら&ジューシー仕上がるそう。シートに包まれていることで、皿も汚れないから洗いものの手間も減るので、まさにラク家事アイテムの組み合わせですね。
包み蒸しの方法はこちら
次回は島本先生による、おススメ蒸し焼きレシピの続編です。
取材・文/新里陽子