撮影中に「これは、魚をさばいたことがない人がやっても失敗しらずです」と教えていただいた、きじまさん流のなめろうテクニック。汚れものも少ないので、ぜひ一度試してみてください!
絶対無理!と思っていたのがこれならできる!に大変化
切り身の魚しか買ったことがなかったのですが、今回の撮影を間近で見て「これならわたしでもできそう」と感じました。仮に少し失敗しても「どうせたたいちゃうんだから大丈夫」のきじまさんの一言もうれしいポイントでした(by担当編集K)
BARBAR いろは 丼 菊文 ¥2,970、BAR BAR 藍駒 小皿¥715、HASAMI×箸蔵まつかん SEASON 01 箸 グリーン ¥1,650、HASAMI【ストア限定】SEASON 01 カトラリーレスト イエロー(ベージュ)¥440(すべてマルヒロ)
きじまりゅうたさん
料理家一家の三代目。楽しくわかりやすいトークとオリジナリティある料理に定評あり! 雑誌やテレビ、ウェブなどで活躍中。お店のガッツリランチも大好き。
お店みたいなごはんとは?
定食屋、ラーメン屋、喫茶店など、旦那さんが日頃よく食べている「あの味」を、きじまりゅうたさんが徹底分析! 簡単につくれて家族受けがいい味を伝授!
今月の「お店っぽい!」
味噌が効いた新鮮な味がたまらない
【材料(2人分)】
アジ……中2尾
味噌……大さじ1.5~2
酢……適量
ご飯……適量
薬味野菜(玉ねぎ……1/4個、みょうが……1本、大葉……2枚)
それぞれみじん切り……適量
全体のポイント!
まな板を汚さず初心者でもできるおろし方
つくり方1.まな板を汚さない→アジの下準備
1.アジを水で洗う。まな板にキッチンペーパーを敷き、頭を左にして置く。アジの肛門から腹骨まで、キッチンばさみで切り開く。
⒉胸びれの右側に包丁をのせる。包丁を傾けて背骨に当たるまで、刃を入れる。アジを裏返して、同様に背骨に当たるまで切り込みを入れる。
3.アジを立てて、首のあたりに包丁をのせ、背骨に当たるまで切る。
4.左手でアジの頭を持ち、右手で胴体を持ち、頭を腹側に折り、内臓ごと引き出す。 《ポイント》ペーパーごとだから血が気にならない! 内臓をキッチンペーパーで包み込むように引き出せば、まな板も汚れません。
5.頭と胴体がきれいに分かれる。
6.残った内臓を包丁の先端を使って掻き出し、キッチンペーパーごと捨てる。腹の内側、背骨に沿ってついている血合いに切り目を入れる。
7.ボウルに水をためて、腹の中側を洗い、水気をしっかりと拭く。
つくり方2.初心者でも簡単→大名おろし
1.まな板に、頭側を右に置く。頭側の背骨の上に包丁をのせ、尾に向けて刃を入れる。
2.尾に向けて包丁を動かしながら切り進め、上身をとる。
3.裏返して、逆側も同様に身を切り出す。《ポイント》多少失敗しても大丈夫です。あとで切り出した身をたたくので、多少じゃぎじゃぎになっても大丈夫です。
4.三枚に下ろすと、こんな感じ。《ポイント》少し身がついているおろし方「大名おろし」。簡単におろすため、今回はこのやり方を採用。「多少もったいないところもありますが、これなら失敗なしで誰でもできます」
5.腹骨を削ぎ取る。
6.アジの皮をむく。左手で皮のきっかけをつまんで持ち上げる。
7.包丁の刃で身を押さえながら、皮を少しずつむく。
8.身の半分ほどまで皮がむけたら、身をペーパーで押さえ、皮を一気に引きはがす。
9.尾に近い部分を切り落とす。アジの背側と腹側で切り分け、中心に並んでいる小骨を身ごと切り落とす。
つくり方3.混ぜるだけ→なめろうづくり
1.アジを細切りにし、さらに包丁でたたいてみじん切りにする。
2.味噌を加えて包丁でさらにたたく。
3.薬味野菜を混ぜる。
4.このぐらい、軽い粘り気が出たら、完成。
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Mart2021年6月号 週末の料理で褒められたいお父さんへ きじまりゅうたのパパのごはんは「まるでお店みたい」vol.38 「あじのなめろう丼」より
調理/きじまりゅうた 撮影/北川鉄雄 スタイリング/鮓本美保子 編集/菊池由希子 構成/上原奈緒