「ガスト」や「バーミヤン」などを運営する「すかいらーくグループ」が新しく飲茶専門店「桃菜（とうさい）」をオープンしました。看板メニューは小籠包で、しかも食べ放題コースもあるということで、さっそく行ってみました。
小籠包、北京ダック、よだれ鶏……すべて食べ放題！
東京・町田市にオープンした「桃菜」。小田急線・鶴川駅から徒歩10分ほどのところで、街道沿いということもあり、大きな看板が目印です。オープンからかなりの人気と聞き、開店時間より少し早く到着。これなら余裕、かと思いきや、すでに行列ができていました。ファミリーから年配の方のグループまで、年齢層も幅広い！噂通りの人気ですね。
とはいえ、4組目に並んでいたので順番に席に案内されます。入口には「本日の中国茶」が提示されていました。ここでは、「銀毫（ぎんごう）ジャスミン茶」、「杜仲茶」、「凍頂烏龍茶」が用意されていて、最初に「本日の中国茶」が運ばれてきます。それ以外は別料金になりますが、タブレットから注文できます。
飲茶はお茶と楽しむものですが、ほかにも別料金でソフトドリンクやアルコールがあり、自由に組み合わせて楽しめます。
食べ方は、単品、セット、食べ放題がありますが、迷わず食べ放題を選択。食べ放題もA（大人￥2,254、24品／90分）、B（大人￥2,639、38品／120分）、C（大人￥2,969、49品／120分）の3つのコースがあり、それぞれ品数と時間が異なります。そしてなんと、どのコースでも小学生以下は￥1,099、3歳以下無料！これはうれしいですね。今回はせっかくなのでCコースをオーダー。あとはタブレットで好きなメニューをオーダーすればOK。
ファーストオーダーでは、看板メニューの小籠包を中心にチョイス。1回のオーダーは1人3品まで。といっても、オーダー完了後はすぐに次のオーダーができます。食べ残しは厳禁なので、一気に頼み過ぎは禁物です。オーダーから料理到着までの時間も早いので、食べきるタイミングで追加オーダーするのがよさそう。
まずは、熱いうちに小籠包をいただきます。食べ方はタブレットにも表示されていますが、専用の大きなレンゲにのせて、皮を少しだけ破ると中からスープがジュワッと出てきます。小籠包の醍醐味はこの瞬間。スープを味わったら、テーブルにある針生姜と黒酢をお好みでトッピングしてひと口で！美味しい！1皿に3個入っていますが、もちろん、追加オーダーもできます。
なるべくいろいろな種類を食べたいと思い、今回はもうひとつの「蟹入り小籠包」もいただきます。ピンク色の小籠包で蟹の風味のスープ。蟹身も入っていてリッチな味わいです。
意外に推したいのが「コーンスープ」。中華のコーンスープはあまりコーンの風味がしないものが多いのですが、これはコーンの甘味も感じられて、美味しい！通常のコーンスープが好きな人も満足できる味です。おかわりしたい。
「北京ダック」は、2切れ入っていて甘いタレと一緒に皮に包んで食べます。シャキシャキ食感のネギやきゅうりもいいバランスです。
一見びっくりする真っ黒な餃子は「トリュフ入り餃子」。ひと口かじるとトリュフの香りが広がります。見た目とは裏腹に優しい味わい。
揚げ物やピリ辛味も！何をどう食べてもいいのが食べ放題
全体的に優しい味が続いたので、ここでパンチのある「よだれ鶏」を。辛すぎず食べやすく美味しい辛味。花椒も程よく効いていて、おつまみにもよさそうです。
「東坡肉（トンポウロウ）」は見た目よりもあっさりしています。肉が柔らかく、小さな子どもでも食べやすいですね。
揚げ物もあって、おすすめは「若鶏から揚げの金沙粉（3個）」。金沙粉はにんにく、エシャロットのみじん切り、パン粉、花椒、唐辛子を合わせたもので、これがサクサクして美味しいんです。こういう食感のものを挟むと食べ進みますね。
とにかく、食べたいと思ったものを自由にオーダーできるのは楽しい！1品の量もあれこれ食べたいときにちょうどよく、1人でも結構いろいろ食べられます。家族で利用するならとりあえず1皿オーダーして、気に入ったものを追加で注文するのもいいですね。
おなかもいっぱいになってきたので、最後はやっぱりデザート。「マンゴープリン」や「杏仁豆腐」はいわば定番の中華スイーツ。個人的には「杏仁豆腐」がおすすめ。「パンダまん」はかわいいですが、意外と食べ応えがあるのでおなかの状態と相談して。最後をさっぱりシメたい人には「オーギョーチ」がいいですね。もちろん、食べきれるならデザートだっていくつでもオーダーできます。
好きなものを好きなだけ、テーブルオーダーで楽しめるのはやっぱり楽しくてワクワクします。家族で食べたいものが違ってもそれぞれの好みでオーダーできるのもいいですね。現在は鶴川店のみですが、4月末には東京・三鷹店もオープン予定なのだそう。春休み中や、これからゴールデンウィークもあるので、ぜひ、飲茶食べ放題を満喫してみてはいかがですか。
桃菜HP：https://www.skylark.co.jp/tohsai/
取材・文／岡部礼子
