キラキラと輝く青い海を眺めながらゆっくりとした時間を過ごせる、国内屈指のリゾート・石垣島。石垣島からフェリーで気軽に訪れることができる八重山諸島の離島もおすすめのスポットです! ひとり旅&沖縄大好きなライターが西表島と竹富島を巡ってきた旅レポを紹介します。
どうしてひとり旅? 家族はどうしてる?
旅レポの前に、まずはよく聞かれるこの質問に回答します。
「主婦なのに旅行ばっかりして、けしからん! 」と怒られてしまいそうですが(笑)、我が家は夫婦ともに無類の旅好き。先日の沖縄家族旅行のように一緒に旅行することもありますが、基本的には旅のスタイルもお気に入りの場所も違うので別行動することがほとんど(たとえ家族旅行であっても、現地集合・解散が多いのでよく驚かれます……)。
そんなこともあって家事や子育てを協力しあいながら、お互いにひとり旅を趣味として楽しんでいるのです。
今回は私がANAのセールでゲットした航空券で2泊3日の石垣島旅へ。2023年は私の中で沖縄ブームが到来中で、4回目の訪問です(笑) 。
2泊3日あれば余裕で離島めぐりを楽しめます
今回の行程はざっくりこんな感じ。
- 1日目:石垣島到着→西表島に宿泊
- 2日目:西表島でツアー参加→石垣島に宿泊
- 3日目:竹富島を半日散策して空港へ
石垣島からは離島行きのフェリーがたくさん運行しているので、スケジュールを立てやすいのも魅力です。今回はせっかく2泊滞在できるので西表島で1泊することに。石垣島から西表島へは約50分の船旅。滞在中の天気はあいにく曇りマークですが、島で何をしようかな〜と考えながらフェリーに乗り込みます。
西表島ではコスパ最高の民宿に宿泊
西表島で宿泊したのは、上原港から車で5分の場所にある「民宿マリウド」。1泊2食付きでなんと6,500円という価格に惹かれて予約しました(価格はシーズンにより変動するそうです)。
民宿はお庭付き。海を見渡せるハンモックやベンチがあり、無料で利用できます。ビールを片手にぼーっとのんびり過ごしたくなる風景です。
一人宿泊だと相部屋になりますが、そこで知り合った人と旅の情報交換で盛り上がるのも楽しみのひとつ。旅に出る回数が多い私は宿泊費を極力抑えてるので、宿泊先にゲストハウスや民宿を選択することもしばしば。学生さんや20代の人に出会うと気分も若返る気が!?
この日の夕食は近海で獲れたカンパチのお刺身やキツネフエダイのフライ、青パパイヤとツナのサラダなど。地元の食材をたくさん食べられてうれしい。そしてどれも美味しい! 離島は夜営業しているお店が少なく、夕食難民になる可能性もあるので2食付きで予約するのもアリです。
こちらの民宿、驚くべきことに泡盛2種類も飲み放題。八重泉と請福、どちらも石垣島の泡盛です。普段は日本酒派ですが、暑い地域に来るとさっぱりと泡盛を飲みたくなるのが不思議。 たまたま居合わせたご夫婦とイタリア人のお兄さんとともに笑いのたえない夜を過ごしました。
迫力満点!ピナイサーラの滝ツアーにひとり参加
翌日は西表島の名所「ピナイサーラの滝」を訪れるカヌー&トレッキングツアーへ。しかし天気予報は雨!
私「悪天候でも苦労せずに行けるツアーってあります?(少しでもラクしたい)」
受付スタッフ「ありません!(悪意のない笑顔)」
そんなやり取りを経て予約したツアーでしたが、朝起きてみると雨は降っておらずとりあえずひと安心。ほっ。
滝に行くために、マングローブを流れる川をカヌーで約30分漕いで向かいます。日頃、運動する習慣のない私。慣れるまではとにかく腕がきつい! しかも1人なので誰にも助けてもらえない(笑)。しかし川の流れに乗ってしまえばすいす〜いと進むので、川辺に生息する植物や動物を眺める余裕も(少しだけ)ありました。
滝にたどりつくまでにはカヌーを降りたあとも道なき道を進んでいきます。まるでジャングルみたい。 時折、見たこともない不思議な植物との遭遇も。フォトスポットで随時、ガイドさんが写真を撮ってくれるのもひとり旅にはうれしい!
約30分のトレッキングを終えると「ピナイサーラの滝」に到着! 水の落差は55mもあり、間近で見るとすごい迫力。マイナスイオンもたっぷりで癒されます。
水温が低くなければ滝壺に飛び込むこともできるのでぜひチャレンジしてみてください。私もぷかぷか浮かんで日頃の疲れをデトックスしてきました(笑)。水深が深いところもありますが、ライフジャケットを着用するので泳げなくても問題なしです。
今回訪れたピナイサーラ以外にも、西表島にはいくつも滝があるそう。それを制覇するために通っているリピーターもいるのだとか(すごい……)。ツアー自体は小学生くらいのお子さんであれば参加できると思うので、子連れ旅行にもよさそうです。
石垣島から日帰りで行ける!竹富島でサイクリング
西表島ステイのあとは一度石垣島に戻ってから竹富島へ。水牛車の観光でおなじみの離島です。 石垣島からフェリーの本数も多く、15分ほどで到着するので半日あれば十分に楽しめるのもポイント。
さっそくレンタサイクルを借りて海へGO。実は先月も竹富島を訪れたのですが、豪雨に遭遇してしまいほとんど自転車に乗れなかったのでリベンジです。今回はまだ曇りだし、大丈夫そう!
と思ったら雨が降り始めました……。とことん竹富島に縁がないよでうです。しかし豪雨ではないので、雨雲の切れ間を見計らって西桟橋へ。タイミングよく誰もおらず、絶景をひとりじめできました!
他にも、コンドイ浜やカイジ浜を訪れて星の砂を探したり、同世代のひとり旅の女性と仲良くなってお互いに写真を撮りあったりも。ひとり旅率、本当に高いので全く寂しくないですよ(負け惜しみではなく)。
星の砂、小さすぎて見つけるのにひと苦労! イメージとだいぶ違いました(笑)。
そのあとも集落を散策して猫と触れ合ったり、竹富島ならではの古民家が並ぶ風景に見惚れたりしながら充実した半日を過ごしました!
石垣島では沖縄料理と石垣牛を満喫
今回はほぼ西表島&竹富島で遊んでいたので石垣島は観光しませんでしたが、美味しいグルメはしっかり満喫。2日目の夕食は「島の食べものや 南風(ぱいかじ)」へ。沖縄家庭料理が味わえる居酒屋です。カウンター席あり&ハーフサイズのメニューが豊富なのでひとり旅でリピートしているお店のひとつです。
注文したのはお刺身盛り合わせ、ゴーヤチャンプル、島豆腐のにんにく醤油揚げ。どれもビールがどんどん進む美味しさ。価格もリーズナブルなのでおなかいっぱい食べたいときにも◎。人気店なので予約必須です。
石垣島といえばまぐろ専門の居酒屋「ひとし」もおすすめ。予約が取れないことで有名なお店です。今回は訪れませんでしたが、以前ふらーっと21時頃にひとりで訪問したら運良く入店できました。お一人様であれば開店直後やピーク後に入れることが多いようです(確実ではありませんが)。まぐろがぷりっぷりの食感でとにかく美味しいのでぜひ!
最終日、空港に向かう直前に「炭焼肉 石田屋。」で食べた石垣牛のランチも絶品でした。テーブルに運ばれてきたお肉のサシが美しく、焼く前からテンション上がります!
焼き立てを一口食べると、一瞬でお肉がふわぁっと溶けていく……そして脂が甘い! 高級なイメージの石垣牛ですがランチだと比較的お手頃な価格で食べられますよ。この日のランチのお会計は3,000円ほどでしたが、旅行割のクーポンで全額精算しました♪
素敵な景色、楽しいアクティビティツアー、美味しいグルメすべてを満喫できる八重山諸島。ひとり旅はもちろん家族旅行にもおすすめです。 私もまだ未踏の島がいくつかあるので、折を見て弾丸で訪れたいと思っています。
次の旅行はゴールデンウィーク明けにどこかへふらっと出かける予定(ざっくりしすぎ!?)。
読んでくださり、ありがとうございました!
撮影・文/丹下紋香