サッカー選手である夫(細貝 萌選手)の移籍に伴い、タイで子育てをする中村明花さんが、日常のあれこれをつづるWEBコラム。
前回は娘さんが5歳の誕生日を迎えた様子や、中村さん一家にとっての大きなニュースを話してくれました(前回の記事はこちら→★)。長く暮らしたタイへの想いや、中村さんが急な引っ越しや慣れない土地で暮らす際に大切にしていることとは⁉
離れるときは悲しさ半分、ワクワクが半分
前回タイを離れることになりそう、とお話しましたが、振り返ってみると田舎町のブリーラムと首都のバンコク、2カ所に住んだタイの暮らしはとても楽しい日々でした。
私は天気に気分が左右されやすいので、暑くて晴れが多いというのも合っていた気がします。
幼稚園も気に入っていたので、できれば長くいたいと思いましたが、私自身はほかの場所に行くなら行くで、また新しい世界が待っているとワクワクしています。
いつも離れるときは悲しさ半分、ワクワクが半分なんです。
夫が引退したら住む場所は決まっているので、こうやって色々なところに住めるのも今しかできない経験。それは本当に幸せだなと思っています。
なので夫に移籍場所を相談されても、毎回どこでもいいよと答えています(笑)
どんな国でも街でも楽しめる自信があるんです。
この自信も最初からあったわけではなくて、何回も引越しを経験して身に付いたものですけどね^ ^
どの国も、街も、人も、必ずいいところがあるので好きになる自信があるんです。
ありがたいことに娘も社交的な性格なので、小さいうちは環境が変わっても対応してくれると思います。というか娘ならできると信じてます^ ^
どんな場所や状況でも“今を楽しむ”
タイではコロナという予想外のことがあり、コロナが無ければもっと充実した生活だったのは間違いないのですが、限られたなかで楽しみを見つけて生活できたと思います^ ^
外に出られないときも窓から外を見れば空は晴れているし、風景を見てタイにいるなぁと感じたり、デリバリーを頼んで気分を上げたり。
長い海外生活で”今を楽しむ”ということを習得したので(笑)、楽しんだ方が自分の気持ちがラクなんです。
これも今までの経験のおかげで、コロナ禍でも海外生活を楽しめたんだと思います。
娘にはもっと幼稚園に行かせてあげたかったなとか、もっとお友だちと会わせてあげたかったというのはありますが、娘にとってもタイ生活はとても良い経験で、将来に必ず良い影響を与えてくれると思っています。
最初は言葉も分からず大変な思いをさせてしまいましたが、乗り越えてくれて得たものや、たくさんの国のお友だちをつくってさまざまな文化を知ったり、どれも海外にいるからこそ出来た経験でした。
サッカー選手の移籍は本当に急で、ドイツにいたときなんて「明日トルコ来てって言われた」と夫に言われて、翌日夫だけトルコに渡ったくらいなので(笑)、次はどこに行くのか、まだわかりませんが、次の場所でも今まで通り楽しめたらいいなぁと思っています^ ^
少し規制が穏和されていたときは、少しでも安心できるかなとオープンエアなレストランに行っていました。
素敵なお店が多くてタイは本当に魅力的な国です。
店内飲食禁止になってもう食べにも行けませんが、また必ず旅行でタイには来たいです。
中村明花さん/1986年千葉県生まれ。Martモデルとして活躍する5歳の女の子のママ。調理免許、薬膳コーディネーター、幼児食インストラクターの資格を持ち、本誌では「中村明花さんのおかずに飽きたら“タイの知恵”」を連載中。プライベートを掲載したインスタのほか、日々の料理写真やレシピを掲載した料理アカウントも大人気!
★プライベートメインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura3/
★料理メインのInstagramアカウント
https://www.instagram.com/sayaka_nakamura_food/
構成/長南真理恵