【子育て世代の移住】夢だった「ベイクショップ」を 子育てしながらでも 資金がなくても マイペースに開店できました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

海も山もすぐ近くにある自然豊かな伊豆高原に神奈川から移住して5年の中村夏子さん(38歳)。
自宅の庭には靴作家の夫が廃材も利用して建てたアトリエと工房が。
そして車で5分程度のところに夢だったベイクショップをオープンしました。

緑豊かで静かな場所で
手で生み出すことを楽しむ
ストレスゼロの暮らしです

2018年に神奈川県川崎市から長男の小学校入学時期に合わせて移住しました。場所は伊豆高原の義母が持っていた別荘。義母が亡くなってからはずっと空き家状態でした。移住を決めてから、小さかった子どもたちと毎週末遊びに来ては家の風通しをしました。夫は革製品をつくるための工房を、廃材などを利用して別荘の庭に自分で建てる楽しみも見
出していました。夫からの提案だった移住で、私自身は少し悩みましたが、 年かけて通ったことで、この場所にも慣れ、よさも理解することができ決断できました。別荘用の建物だったので、住むにはいろいろな箇所の修繕が必要でし
た。業者にはお願いすることなく、自分たちですべて行ったので重労働でしたが、それも今となってはとてもよい思い出になっています。また、賑やかで人が多い場所に住んでいたので、子どもたちには「これはダメ、静かにしなさい」などと神経質に注することが多かったのですが、ここではそういうことが一切なく、大らかに子育てができています。夫は住み始めてから工房だけでなく、アトリエも建てて靴やバッグのショールームに。そして私の念願だったベイク
ショップも今年6月にオープン。こちらも夫が空き家に手を入れてくれました。大家さんとの出会いがあり、
構想から出産を挟んで 年かかりましたが、マイペースにショップを開けています。
ストレスフリーに育った長男も来年は中学生。近くには高校の選択肢がないので、進学のことや文化的施設があまりないことなど、不足している事柄を少しずつ考えてクリアしていかなければと思っています。

(左)昔の趣きのあるガラス戸 は伊豆高原にあった古民家か ら譲り受けたもの。この地域に は「オフクワケ」というFaceb ookグループがあり、不要なも のを必要な人に渡せる掲示板 になっています。
(右)ベイクショップの名前は 「ohecha」。おへちゃとは、へ ちゃむくれ(ぶさいく)という意 味。響きが気に入って、義母の 経営していた美容院の名前を 引き継ぎました。私のつくるス コーンやマフィン、ベーグルも
ちょっぴり不格好なので(笑)。

撮影/大森忠明  取材・文/金沢由紀子

Mart夏号 毎日が変わる! Mart的「移住学」 より

続きはこちら

 

- 関連記事 -

    マガジン
    【Mart冬号】
    2023日年12月27日発売
    ¥980
    マガジン
    【Mart冬号】
    2023日年12月27日発売
    ¥980