災害は、家にいるときに起きるとは限りません。外出先で災害が起きたときに命を守り無事避難するために、普段からバッグに入れておくといいものをご紹介します!
普段から必ず持ち歩きたい4アイテム
外出時に被災しても自分の命を守ることができる4アイテムは必ず持ち歩いて。辻さんは家の中でも常に携帯しているそう!
外出するときは必ずバッグに入れておくと安心。
セットにしてカラビナでとめたり、ポーチに入れておくといざというときもすぐ取り出せます。
【アイテム1】コンパス
【Can★Do】オイルコンパス φ5.5㎝ ¥110
自分が向いている方角をチェック
スマホのマップ機能が使えないとき、逃げている方向を知るために必要。海抜が高いのはどの方角なのかなども普段から調べておいて。
【アイテム2】呼び子笛
【Can★Do】非常用呼子笛 φ1×10㎝ ¥110
附属のIDカードに連絡先などを書き込めます。
中に入れておくと、いざというときも安心。
救助を呼ぶときは声でなく笛で!
自力で逃げられないとき、発見してもらうのに必要。少しの息で大きな音が! 中に名前や緊急連絡先を書いた紙を入れられるのも便利。
【アイテム3】コンパクトはさみ
小さくてもしっかり切れます。
【Seria】コンパクト ポケットはさみ スリムタイプ W6.5×D2×H18㎝ ¥110
はさみは災害時の万能アイテム
スリムで持ち歩きやすいコンパクトはさみ。防寒でゴミ袋を被るとき、布を切って止血するときなど、サッと取り出して使えます。
【アイテム4】ソーラーライト
避難のときに足元を照らしたりするときに使えます。
【Seria】ソーラーLED キーチェーンライト W3×D1×H7㎝ ¥110
急な停電でも足元を照らせるライトを
急な停電で身動きが取れない、ということがないよう、ライトは必須。電池が切れる心配がない、ソーラーライトがおすすめです。
これがあるとさらに安心!な3つのアイテム
余裕があればぜひ持ち歩きたいアイテム。 排泄対策や止血に使えるアイテム、保温対策など、生き延びるために大切なものばかりです。
【アイテム1】アルミシート
【Seria】アルミ 温熱シート 213×137㎝ ¥110
全身をすっぽり覆えるサイズです。
防寒対策の必須アイテム
真夏でも水害などで体が濡れると瞬時に体温が奪われるので、季節を問わず持っておくのがおすすめです。体に巻いたり床に敷いても。
【アイテム2】圧縮タオル
【DAISO】圧縮タオル(ラージサイズ、23×35㎝、6枚) ¥110
水で戻すとこれくらいの大きさに。
汗を拭いたり止血などにも使える
水に濡らすとハンドタオルサイズになり、ケガをしたときの止血にも使えます。持ち歩きには1~2枚あればOK。個包装で衛生的です。
【アイテム3】ペットシーツ&ゴミ袋
【Can★Do】ペットシーツ レギュラー8P W33×H45㎝ ¥110
【Can★Do】ごみ袋45L 半透明 ¥110
ゴミ袋とペットシーツで非常用トイレにすることもできます。
氷のうにもなり、暑いときの避難も快適に。
熱中症対策や排泄対策に!
水を含ませたペットシーツをレジ袋に入れ振ると氷のうに。便器にゴミ袋をかぶせペットシーツを入れ便座を下ろせば災害用トイレに!
教えてくれたのは
国際災害レスキューナース 辻 直美さん
被災地派遣は国内29件、海外2件、災害レスキューナース歴26年と経験豊富。著書に『レスキューナースが教えるプチプラ防災』(扶桑社)。
Mart2021年10月号
“まさか”に対する備えもはかどる!「100円防災グッズ」 より
撮影/小林愛香 取材・文/植田有希 撮影協力/山村真里さん 編集/倉澤真由美 構成/長南真理恵