毎年恒例の「夏休みのお昼ごはん」問題。自分一人なら適当なもので済ませればいいけれど、毎日子どもの昼ごはんをつくるのってかなり大変!献立を考えるだけでも一苦労なのに、メニューに飽きて子どもが食べてくれなかったりと、時には放り出したくもなりますよね。今回は、そんなときMart読者はどう乗り切っているのか、リアルなお昼ごはん事情を探りました。
Q.1 夏休みのお昼ごはんはどうしてますか?
「普段と変わらない」という人を含め、「おもに家でつくる」と回答した人が全体の96%。家計や栄養面を考えて、簡単なものでも家でつくっている人が多いことがわかりました。なかにはUberEATSやオイシックスなどのデリバリーサービスを使うなどの回答もありましたが、全体的に価格が高いせいか、まだまだハードルが高いもよう。
Q.2 具体的にどんなものをつくることが多いですか?
「家でつくる」派は、麺類と答えた人が合計で39%と最も多い結果に。ゆでるだけ、ソースをかけるだけなどの一品料理は、献立を考える労力が少なくて済むのでやはり人気メニューのようです。また、冷凍食品と回答した人のなかには、コロッケや唐揚げなどをご飯にのせてアレンジを加えることで、罪悪感を減らすという人も。
Q.3 夏休みの献立を考える際に気をつけていることは?
【栄養バランス】
「暑さで食欲が落ちるので、梅干しや塩もみサラダなど、お酢や塩分補給ができるメニューを考えます」(神奈川県在住 ゆうゆうちゃん)
「麺や丼ものなど炭水化物が中心になりがちなので、野菜やタンパク質もしっかり摂るように意識しています。そうめんはにゅうめんにして食べたり、体が冷えすぎないように注意します」(東京都在住 ゆう0616)
【飽きないメニュー】
「朝ごはんがパンなら昼はご飯にするなど、朝昼夜と同じメニューが続かないようにする」(東京都在住 Nao.mam)
「毎日同じ麺類でも、入れる食材をちょこっと変えたりして工夫する」(群馬県在住 kaoriraku)
【時短でつくれる】
「キッチンに立つ時間を短くしたい!ゆでずに洗うだけで使える麺を重宝しています」(埼玉県在住 ※りくママ※)
Q.4 昼ごはんをつくりたくないとき、どのように乗り切っているか教えてください。
「つくり置きや残りものをアレンジする」(神奈川県在住 みにぶた)
「夫におにぎりや卵焼きをつくってもらい、近くの公園で食べる。外で食べると、子どもたちもおにぎりで十分満足できる!」(愛知県在住 まーおママ)
「子どもと一緒につくるようにする。流しそうめんの準備をするとか、パンケーキを一緒につくる、サンドイッチや焼きそばなど、小学生でもできるメニューを教えながらつくると案外楽しめます」(千葉県在住 Xiang Xiang)
お昼ごはんづくりを「負担に思う」人は全体の84%。どうしてもおっくうなときはデリバリーや外食で済ませるケースが大半。一方でホットプレートを使って子どもと一緒につくったり、簡単なお弁当でお手軽ピクニックをする人もいました。マンネリになりがちな毎日のお昼ごはんを「イベント化」して新鮮な気持ちで楽しむことも、うまく乗り切るひとつのアイデアですね。
Q.5 夏休み中のキッチンで一番きついなと思うものは何ですか?
夏の暑い日のキッチンはまるでサウナ!そんななか料理をするのはかなり辛いですよね。昼ごはんだけでなくもちろんほとんどの日は朝晩も料理をするので、ほぼ一日中キッチンに立っている、なんてことも……。そのうえ食材がすぐに傷んでしまったり、ゴミが臭ってしまったりと主婦の夏休みはとにかく過酷です。
Q.6 夏休みのお昼ごはんにまつわる、大変だった・うれしかった・笑ってしまったなどのエピソードを教えてください。
「カレーを弁当箱に詰めたのですが、ルーを下にし、ご飯をその上から被せて真ん中に梅干しを置く。パッと見た感じは日の丸弁当なのですが、スプーンで掘るとカレーが出てくる(笑)。『ビックリした~、ご飯だけかと思った!』という期待どおりの感想が聞けてうれしかったです!」(大阪府在住 くりくりくり)
「息子が毎日オムライスを食べたい!というので週5でオムライスをつくっていました。楽だし洗いものも少なくて済むから最初はラッキーと思っていましたが、5日目にはさすがにいい加減にして!と思いました」(東京都在住 ri-tan)
「仕事から帰ったとき、空っぽのお弁当箱を見ると、とてもうれしくモチベーションも上がります」(鳥取県在住 かいそう)
「数日前のメニューと同じものを出したら、子どもに『またこれ?』と言われた。暑いしスーパーに行くのも面倒くさくて適当に済ませたいのに……」(千葉県在住 Xiang Xiang)
「庭にビニールプールを置き、そのそばで昼食を食べると、なんだかバカンス気分で特別感があって楽しめた」(愛知県在住 miiira)
「たこ焼きやホットケーキ、おにぎりなどを子どもと一緒につくると、喜んでもらえるのでつくりがいがあります」(神奈川県在住 mymoon)
「私がつくった料理を子どもが食べてくれなくて困っています。小学校だと家では絶対食べないようなメニューも「美味しい」と食べているようで、小学校の給食レシピが欲しいなーといつも思います」(東京都在住 akico)
【今月の総括】
自分一人なら適当に済ませられますが、子どもが家にいる夏休みはなかなかそうはいかないのが現実。栄養バランスや飽きさせない工夫など、悩みは尽きません。デリバリーがさらに充実してきている今でも「外食だとお金がかかるから家でつくる」というのが読者のリアルな意見でした。
そのなかで「家族と一緒につくってお昼ごはんづくり自体を楽しむ」「手軽な時短グッズや調味料をうまく利用する」といった声も多く、さまざまな工夫で乗り切っている様子がうかがえます。それでも「キッチンに立つことすら嫌!」というときは、家族に頼ってしまうのもひとつの手です。
今年の夏休みも、適度に息抜きをしながら乗り切りましょう!
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イラスト/熊野友紀子 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2019年7月号
だからMartな私たち Thema 149 夏休みのお昼ごはん より