ちょっとしたアレンジを加えるだけで、子どもが喜ぶような遊び心あふれるアイテムがつくれる「段ボールDIY」。整理整頓にピッタリな収納アイテムの作り方を伝授してもらいました!
\持ち運びできリビング学習に◎/
パイロットさながらのトランクケース型収納
息子たちの宿題はリビングテーブルで。教材は目立ちすぎずにまとめて置きたいなと考えて、このトランク型ボックスに。憧れのパイロットに関連したシールで世界感も演出。
【材料】
合皮調の端切れを取っ手やハンドル部分に、両端を留めるにはスタッズを。シールはDAISOのシールコレクションⅢ-37¥110を使用。
【つくり方】
ハンドルはあくまで飾りですが、見た目のリアル感も出すために、端と端はスタッズで段ボールを貫通させてしっかり取りつけます。
\ひとつにまとめるシェルフもおすすめ/
本やおもちゃも片づけやすい。横にしたら遊べます♪
大きめの段ボール箱は、そのままの形をベースにし、棚をつけてシェルフに。側面は滑走路風のデコレーションで、横に置けば飛行機遊びのベースに大変身。スペース削減との一石二鳥です。
【材料】
滑走路風の側面デコレーションは、大きめのシールを白とグレーの2種類用意。さらにシールもパイロット風に揃えればバッチリ。
【つくり方】
1.段ボールはフタ部分を切り落としますが、立てたときに天井になる部分だけ残します。中に折り入れて接着、これで強度が高まります。
2.重さのある本を立てて収納するには、しっかりした仕切りが必要。奥側で3枚を直角につなげ、そのままはめ込みます。
3.中央の棚部分を取りつけます。接着はせず組み立て式にしておきます。そうすれば、空間を好きなように組めるのが利点です。
4.側面補強の小さな段ボール板も両側に入れると、グラグラせずに安定します。こちらも移動が可能な仕様に。
5.仕上げに側面をデコ。「いざとなったら遊べる、おもちゃ的な存在。これも手づくりだからこそできること♪」と三木さん。
\三木さんのこだわりテクニック/
プロセス(2)で段ボール同士を直角につける方法は、段ボールを取りつけたあと、両側からテープで補強。
断面が気になる場合は、水貼りテープを。名前のとおり水につけると接着、クラフト感もなじみます。
\本も漫画もカッコよくカバー/
憧れブランドの靴箱が大変身したブックカバー!
息子たちもスポーツブランドに憧れがあります。カッコいいロゴの入った靴箱は、段ボールDIYの格好の材料に。表面の1枚を使って、つい見せたくなるブックカバーに仕上げました。
【材料】
スポーツブランドの靴箱があれば、ぜひとっておきましょう。強度を上げるため、DAISOの※ガラス飛散防止安全シート(100×32㎝)¥110を使用。
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。
【つくり方】
1.靴箱は柄のある表側の紙、中心の紙、裏側の紙とたいてい3層構造。使用する表側の紙の部分を手で剥がします。
2.ガラス飛散防止安全シートを表面に貼り合わせます。よれないように、ゆっくり広げながら接着しましょう。
3.本の表紙と背表紙を挟む部分を折り曲げ、端を接着剤で留めます。バラバラと広がらないように輪にしたゴムもかませます。
4.本にかけたらこのとおり。ゴムをかければ持ち運びもスムーズ。最初からカバーしたい本に合わせて採寸するとぴったりに。
※表示の価格は税込です。
Mart 2021 5月号 捨てる前に!「段ボールDIY」でお部屋が大変身♪ より
撮影/中林 香 クラフト製作/三木芽久美 取材・文/新里陽子 編集/小橋健太郎 WEB構成/上原奈緒