「#martズパゲッティ」に投稿された作品より、埼玉県朝霞市の鈴木 藍さん(41歳)がつくった親子おそろいのショルダーバッグを紹介します。
ズパゲッティは、Mart2016 年12月号「湘南主婦がハマってる『ズパゲッティバッグ』の魅力」を読んでつくりたくなったのが最初です。
でも、私にとってはズパゲッティの糸が高価だったのと、その頃は手芸店にあまり糸を置いていなかったことがあり、買うのをためらっていました。
まずはSNSをチェックしてみようと、ズパゲッティバッグをつくっている方の作品を見ているうちに糸の販売店も見つけ、そこで糸を購入し一気にズパゲッティ熱が加速しました。
なんといっても糸が太いので編み上がりが早い!
どんなものも早く完成させたい短気な私にとって、そこが一番ハマるきっかけだったと思います。
写真のバッグは、お友達から「娘とおそろいのバッグをつくって欲しい」とお願いされ編みました。
娘さんとおそろいの麦わら帽子に合うようなバッグで、肩から掛けられて、ハンカチやティッシュなどちょっとした物を入れられて……というリクエスト。色選びは夏っぽく涼し気で、かつ友達親子が持つ優しい感じを出したかったので、ミントグリーン×生成りに近いグレーのバイカラーにしました。お子さんも使うので、きっちりしっかりした物を編みたくて、いつもより細めの8号針を使ったのがこだわりです。
できあがったバッグを親子でとても気に入ってくれて、周りの方からも「かわいい」「私も欲しい」という声が多かったと聞いてうれしかったです。
私が編み始めた頃はまだズパゲッティが一般的ではなかったので、「どんな糸で編んでるの?」と、よく質問されました。職場では編み方を教えてほしいと言われ、休憩時間中はちょっとしたワークショップ状態(笑)。最近では糸も手に入れやすくなったので、仕事仲間は半分くらいの方がハマってしまい、皆ズパゲッティバッグで通勤している感じです。
今後は、観葉植物の鉢カバーやランドリーバスケット、ラグマット等大きい物を編んでみたいです。チェストカバーなんかもかわいいですね! 糸を自分好みに染色するのもチャレンジしたいです。
取材・文/富田夏子