火を使いたくない日の「レンチン」最大活用術【お弁当にピッタリのご飯】

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暑い日のお料理、今年は全部電子レンジに任せちゃいませんか? 電子レンジ調理の達人たちが教えてくれた少しのコツで、だいたいのものはレンチンだけでつくれちゃうんです。この記事では料理研究家のほりえさわこ先生に教わった、お弁当にもぴったりなご飯レシピをご紹介します。

冷めてもモチモチ食感が続く「ホタテおこわ」


「途中で1回、最後にもう1回、全体をよく混ぜ合わせると加熱ムラや味ムラなく仕上がります。最後は粗熱が取れるまで放っておくこと。余熱でお米がモチモチ、ふっくらとして冷めても美味しいおこわに」

●材料(2人分)
もち米・・・ 1カップ(200㎖)
しょうが ・・・1片
【A】だし汁・・・ 150㎖、ホタテ缶・・・ 1缶(約65g)、酒・・・ 大さじ1、しょうゆ ・・・小さじ1
青ねぎ(小口切り)・・・ 適量

●つくり方
①もち米は洗って水1カップ、熱湯3カップ(ともに分量外)を加えて30分以上浸水させる。
②しょうがは千切りにする。
③耐熱ボウル(Zip Topでも可)にAと②を入れ、水気をよく切ったもち米を加えて、ふんわりとラップをかけて(Zip Topの場合は口を軽く閉じ)電子レンジで6分加熱する。いったん取り出し、底から混ぜながら汁気をすべてもち米に吸わせる。
④再びふんわりとラップをかけ(Zip Topの場合は完全に口を閉じ)、電子レンジで3分加熱。取り出して一度底から大きく混ぜたら、ラップを戻して(Zip Topの口を閉じ)粗熱が取れるまでおいておく。
⑤器に盛り、青ねぎをちらす。

\ここがポイント♪/
途中で一度取り出して混ぜる!

途中、いったん取り出して全体をよく混ぜ合わせるのがポイント。味が全体に行き渡り、もち米がうま味たっぷりの汁を吸い込みます。


 

そぼろも卵もしっとり美味しい「3色そぼろ丼」


「鍋やフライパンを使うと意外と手順が多く洗いものも増える3色丼は、電子レンジのほうが断然簡単。ひき肉に片栗粉を加えることで肉汁を閉じ込めてしっとりしたそぼろに。子どもも食べやすくお弁当にもおすすめです」

●材料(2人分)
あたたかいご飯・・・ 2杯分
〈鶏そぼろ〉
鶏ひき肉 ・・・100g
【A】しょうゆ ・・・大さじ1、砂糖 ・・・小さじ2、しょうが(みじん切り)・・・ 小さじ1、片栗粉 ・・・小さじ1
〈炒り卵〉
卵 ・・・2個
【B】マヨネーズ・・・ 大さじ1、 砂糖 ・・・大さじ1、塩・・・ 少々
〈オクラバター〉
オクラ・・・ 1パック
塩、こしょう・・・ 各少々
バター ・・・小さじ1

●つくり方
①耐熱ボウルに鶏ひき肉とAを入れてよく混ぜ、ドーナツ状にしてラップをせずに電子レンジで2分加熱し、フォークでほぐす。
②別の耐熱ボウルに卵を割り入れ、Bを加えてよく溶きほぐし、ラップをせずに電子レンジで2分加熱する。泡立て器でほぐして炒り卵をつくる。
③オクラは輪切りにして、別の耐熱容器に入れ、塩、こしょうをふってバターをのせ、ラップをせずに1分30秒加熱する。
④丼にご飯を盛り、塩少々(分量外)で軽く味つけして混ぜ、①、②、③をのせる。

\ここがポイント♪/
ひき肉はドーナツ状に

味つけしたひき肉は、ドーナツ状にして加熱するとまんべんなく熱が回ります。

\ここがポイント♪/
卵は加熱後も泡立て器で混ぜる

卵は泡立て器で混ぜるのがおすすめ。白身がしっかり切れてすばやく黄身と混ざるし、加熱後もあっという間に炒り卵状に。フォークや箸より簡単です。

※使用した電子レンジはすべて600Wです。お使いの機器によって加熱時間は誤差があるので調整してください。

ほりえさわこさん


祖母、母と親子三代で料理研究家として活躍。便利な調理道具を駆使した家庭料理レシピに定評あり。キッチンには電子レンジが2台あり、普段の食事やお弁当づくりにフル活用している。

Mart2021年8月号
火を使いたくない日の「レンチン」最大活用術 より

撮影/中林 香 レシピ考案・調理/ほりえさわこ 取材・文/富田夏子 編集/永島 大

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