Mart4月号別冊付録「映え弁入門」取材のために集めた読者のリアル弁当を見て、盛りつけ師のもりた先生が「うまい!」とうなった上級者のお弁当をご紹介。さらに上を目指すためのアドバイスをもらいました。
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≪読者≫
田上あおいさん(34歳)神奈川県川崎市在住
自宅でパンと焼き菓子の教室を主宰。小学生の息子と幼稚園児の娘がいるママ。写真はご主人が職場に持っていくお弁当です。
●お悩み
お弁当のおかずはすべて常備菜で朝は詰めるだけですが、お弁当箱が大きく深いので、すきまを埋めるのが大変! 彩りのためにミニトマト、ブロッコリー、卵料理の3種類は入れることにしています。
●アドバイス
紫キャベツのレモンマリネや花形にんじんをポイントとして入れるなど、かなり上級者のお弁当です。色合いや詰め方、栄養、すべてのバランスがいいですね。斜めのラインで詰めるとすきまが埋めやすくなりますよ。
≪読者≫
小野佐知子さん(43歳)東京都世田谷区在住
小学生、中学生、高校生と3人の子どもがいるワーキングママ。「お弁当は、高校生の長女のために毎朝つくっています」
●お悩み
娘は野菜嫌いで、果物全般のアレルギーのため副菜がワンパターン。特にトマトが嫌いで入れられないので、赤を入れるのが大変。できるだけカップを使わず盛りつけたいのですが、仕切り野菜の入れ方に悩みます。
●アドバイス
わっぱのお弁当箱に斜めの盛りつけができていて素敵! 紫色が入るとぐっと締まるので、こちらの記事で紹介した紫いもの茶巾などを加えるのがおすすめ。仕切りはれんこんなどの根菜で仕切っても見た目がかわいくなります。
≪読者≫
馬場 綾さん(45歳)東京都多摩市在住
働きながら、高校生の娘用に毎日お弁当づくり。「二段弁当にご飯とおかず、小さい容器にフルーツを入れるようにしています」
●お悩み
二段のお弁当箱しか持っていないので、一段はおかずだけになり詰め方が難しいです。おかずカップを使うとすきまができてしまい、埋め方に迷います。ご飯の段は、いつもふりかけをかけているのですがワンパターンなのが悩み。
●アドバイス
フルーツも加えた色合いが上手ですね。おかずカップは透明や白いものを使い、さらにすきまが見えないように赤や緑のすきまおかずで埋めればもっとよくなると思います。ふりかけもエリアを絞るなど、かけ方を変えると変化がつきます。
【アドバイスをくれたのは 】
もりたとしこさん
盛りつけ師、料理家。料理本や商品パッケージの撮影スタイリングをはじめ、レシピ提供など幅広く活動。給食事業者や社員食堂、飲食店向けの盛りつけセミナーを開催。
Mart 2021年5月号 別冊付録「詰め方だけで!映え弁入門」より
写真/読者さん提供 取材・文/富田夏子 編集/永島 大
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