子育て中であっても、週に一度は自分の時間を取ることを大切にしている篠田麻里子さん。
無理をしないをモットーに人に頼るという選択もしているそう。どんなスタンスで子育てや家事、仕事と向き合っているのかお話を聞きました。
無理をしすぎず人を頼ることも大切
篠田麻里子として……
「人に頼ることで人に感謝する気持ちをより持てるようになりました」
ブラウス¥16,500、パンツ¥17,600(ともにパサンド バイ ヌキテパ)シルバーピアス¥24,200、ネックレス¥31,900(ともにAURORA GRAN 表参道SHOP)
独身のときは仕事もプライベートも、自分のことがとにかく優先でした。でも今は娘がいるなかで、できる範囲で仕事をしたいという考えになりました。それがいやというわけではなく、娘と一緒に、娘が喜んでくれる仕事をしたいと思っています。例えばおもちゃの開発や子どもが行きたいと思えるイベントの開催など。ママをサポートしたい、話すことで共感したいという思いから、YouTubeもママチャンネルにしています。それが今の自分にとっては楽しいですね。
プライベートで限界だと感じたときには、無理をしないのがマイルール。週に一度は自分の時間を取ることが私にとっては大切なのですが、そのためにつくりおきを頼んだり、一時保育を利用することも。最初は罪悪感も感じていましたが、そうなるとなにも始まらない。仕事が忙しい時期に家事まで全力でやると、自分の限界を超えてイライラしてしまい、夫に当たってしまったこともありました。それだとみんながつらくなるため、余裕を持つために頼れるものは頼ることにしました。自分がラクに息をするために、我慢せずに人を頼ることも大切ですね。
篠田麻里子さんの「ととのう」 は音に合わせて心を動かすこと
家事や子育てなど、日常でちょっとイライラしたときに、私を助けてくれるのが音楽♡ 音楽って、その曲を聴いていた時代に、気持ちを一気に戻してくれませんか? 例えば私は宇多田ヒカルさんの曲を聴くと、青春時代の記憶が蘇り、楽しい気持ちになるんです。娘の夜泣きがひどいときは、抱っこしながらAirPodsでヒーリングミュージックを聴いていました。あと主婦の方におすすめなのが、山崎まさよしさんの「セロリ」。夫にイライラすることがあったときは、この曲の冒頭部分の歌詞を聞くと、〝そうだよね、じゃあ仕方ない!〞って思えます(笑)。
<PROFILE>
篠田麻里子さん
1986年生まれ、福岡県出身。AKB48の元メンバー。女優として、テレビ、映画、舞台と活躍の場を広げている。現在はYouTubeチャンネル「篠田麻里子ん家」をはじめ、日本マザーズ協会公認【子育て応援・ママ応援大使】など、母親目線からの仕事も多数。
Mart2021年11月号 憧れのあの人も「ゆる良妻賢母」! vol.6 篠田麻里子さん より
撮影/平林直己(BIEI) スタイリング/根岸 豪 ヘア・メーク/松本智色 取材・文/酒井明子(Phrase) 編集/菊池由希子 WEB構成/上原奈緒