将来への備えとして興味のある人も多い「つみたてNISA」。でも、「何から始めればいいの?」「損しそうで怖い」と悩んでいる方も多いはず。そこで今回は、「つみたてNISA」体験者に、始めたきっかけや経緯などを教えてもらいました。
「NISA(ニーサ)」とは?
「NISAとは、専用口座で運用した投資の利益に税金がかからない制度。投資で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、一般NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円までの元本を非課税で運用できます。長い時間をかけて少額ずつ積み立てたいなら、運用期間が長い『つみたてNISA』がおすすめです」(ファイナンシャルプランナー・坂本綾子さん)
FP・坂本綾子さんによる「つみたてNISA」についての記事はこちらをご覧ください。
よく聞く「つみたてNISA」ってどんなもの?
体験者が語る!私たち「つみたてNISA」をこう始めました !
START
【1】きっかけはテレビで見たとき気になって
テレビで見て興味を持った人が36.8%といちばん多く、たまたま制度を知って興味を持った読者が多数。ほかにも銀行で勧められた人が15.8%、友人がやっていて興味を持った人が10.5%など、くわしい人に直接話を聞く機会があると、始めるきっかけになるようです。
【2】何のために?老後が不安だから備えたくて
始めたきっかけは、3割以上の人が老後のためという答えに。年金や退職金以外にも、しっかり備えておきたい人が多いようです。ほかにも何かがあったときの備えと、ちょっとしたぜいたくをしたい人が同率の21.1%に。子どもの教育費のため、という人もいました。
【3】始める前は本やWEBで情報収集
つみたてNISAを始めた読者は、スタート前に本や雑誌を読んだり、WEBで情報収集をした人が半数近くいました。なかには金融機関の窓口で相談した、無料のマネーセミナーに参加した人も。自分で調べるのが苦手なら、お金のプロに直接教えてもらうのもひとつの手。
【4】何を買うかは窓口で相談しながら決定
金融庁お墨付きの商品とはいえ、最初から自分だけで選ぶのは勇気がいるもの。42.1%の人が、金融機関で相談していました。本や雑誌、WEBを参考にした人が21.1%、ランキングを参考にした人が10.5%。FPやつみたてNISA経験者にアドバイスをもらうのもよさそう。
GOAL
次回は「つみたてNISAの始め方」について解説します。
※投資にはリスクが伴います。実際の運用はご自身の判断でお願いします。
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撮影/相澤琢磨(光文社写真室) イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/酒井明子 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2019年8月号
少額からでも忙しくてもできる!将来の不安に備えて「つみたてNISA」の始め方 より