SNSでも人気の子育てインフルエンサー・木下ゆーきさんが「子どもの好奇心の幅が広がる本」をご紹介してくださいました。まだ活字に慣れていない小さなお子さんでもワクワクしながら読み進められるラインナップは必見です!
ご紹介いただいたのは
子育てインフルエンサー 木下ゆーきさん
笑いを交えた子育て情報を発信。7歳の息子、1歳の娘の父。ユニークなオムツ替えや子育てモノマネ動画など、その発想力と表現力で絶大な人気を誇る。メディア出演やトークライブも。
・木下ゆーきTwitter @kinoshitas0309
・木下ゆーきOFFICIAL FAN CLUB https://kinoshitayu-ki.fensi.plus/
子どもの自由な気持ちを優先し、読後に〝ワクワク心〞を刺激
自分の興味のある本を読むことで、読書の楽しさを感じることができるので、子どもが自ら「読みたい」と感じた本を購入するようにしています。親の立場から、子どもに読んでほしい本は、子どもが読書の魅力を知ったあとに。まずは〝子どもの気持ち〞、次に〝親の気持ち〞と考えています。
子どもの興味を知るためには、書店へ行き、「読みたい本を選んで」と自由に選択させてみては? 親の想像を超えた、好奇心と出合えるきっかけになりますよ。
本を読んだあとの会話も大切。読んで終わりでなく、子どもに「教えて」と質問します。すると自分の言葉で伝えようと工夫し考え、知識として蓄積するように。それに対して「えー! そうなんだ!」とリアクションを。対話から〝前向きな好奇心〞を育てることへつながっていくように思います。
\児童書選びのポイント/
Point1:まずは子どもの「楽しい!」の気持ちが大切
Point2:読んだら「面白いところを教えて」など質問してみる
木下ゆーきさんおすすめ!
子どもの好奇心の幅を広げた本
『小学館の図鑑NEO シリーズ 』
(右から)『危険生物』塩見一雄、山内健生、 森 哲、成島悦雄、小野展嗣、和田浩志、仲谷一宏、吹春俊光、松井正文、篠原現人、小松浩典/指導・執筆 夏秋 優、 上里 博、松浦啓一、大和田 守/監修協力 『[新版]宇宙』池内 了/監修 大内正己、勝川行雄、川村静児、小久保英一郎、田村元秀、橋本樹明、半田利弘、坂東信尚/指導・執筆 『[新版]恐竜』富田幸光/監修・執筆 小学館 各¥2,000
750種の生物を解説した「危険生物」や、ブラックホールなどの謎に迫る「宇宙」、ティラノサウルスを徹底解剖した「恐竜」など、多数を揃える人気シリーズ。「大人も目を奪われる本格的な図鑑で、迫力あるイラストも含め、子どもが夢中に。付属の1~2時間程度のDVDが車内で見せるのにもちょうどよく、コスパも抜群!」
『ざんねんないきもの事典』シリーズ
(左から)『ざんねんないきもの事典』『続ざんねんないきもの事典』各 ¥900 『続々ざんねんないきもの事典』『もっとざんねんないきもの事典』各¥980 今泉忠明/監修 高橋書店
「どうしてそうなった!?」とツッコミたくなる、いきものたちの真実を紹介。クスリと笑いながら、進化の過程が学べます。「かわいいイラストとユーモアあふれるフレーズで子どもの好奇心をかき立て、世界観に引き込まれます。1ページ1動物の紹介なので、1話完結のアニメ感覚で、子ども心をわしづかみにする構成です」
『先生は教えてくれない! クレヨンしんちゃんのアブナイ! ことから自分を守るために知っておきたいこと』
臼井儀人/著 高田ミレイ/画 双葉社 ¥980
幼少期から小学生必読の、身近な危険をマンガで紹介。察知力、対応力が学べます。「児童書を読み始めるタイミングは、小学校入学前後になることが多いと思います。登下校など一人で行動する機会が増える時期に、覚えてほしいポイントが満載。クレヨンしんちゃんらしい笑いがちりばめられているので、楽しく読み進められるはず」
『科学漫画サバイバル』シリーズ
(右から)『海のサバイバル』 洪 在徹/文 鄭 俊圭/絵 『ゴミの島のサバイバル』『新型ウイルスのサバイバル1』『人体のサバイバル1』ゴムドリco./文 韓 賢東/絵 朝日新聞出版 各¥1,200
世界中の子どもたちに3000万部も読まれている、笑いながら科学を学べる人気シリーズ。数々のピンチに、勇気と科学の知識で立ち向かう冒険物語。生き物、環境問題、人体など、現在70巻。「息子が学校の図書館で借りて、ハマっていました。笑い×3、知識×1くらいのペースで展開する、読み飽きないつくりです」
次回は子どもの本選びのプロでもある書店員さんからのおすすめ本をご紹介します! どうぞお楽しみに!
※表示価格は本体価格です。
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撮影/相澤琢磨(光文社写真室) イラスト/ itabamoe 取材・文/鹿志村杏子 構成/Mart編集部
2020年6・7月合併号
絵本の次に選びたい「育つ児童書」 より