レジ袋の有料化が義務づけられてから、貴重な存在となったショップの紙袋、ショッパー。ハンドメイド界では、このショッパーをビニール製のシートでコーティングし、何度も使えるエコバッグとしてリメイクするのが流行中。実際にリメイクを楽しんでいるMart読者の萱沼さんに、意外な材料やつくり方を教えてもらいました。
100円ショップの材料を使ってリメイク
「お気に入りの紙袋を何度も使えるよう、リメイクするのにハマっています。材料は少なく、しかも100円ショップでそろいます。本格的にミシンを使って縫うやり方もありますが、今回は簡単に両面テープやホッチキスでとめていく方法をご紹介します」
気になる材料はこちら
【材料】
紙袋、はさみ、両面テープ(強力タイプ)、ホッチキス、ペットひっかき傷防止シート(柱・壁用)(90×30cm)2枚 各¥110(DAISO)、かばんの持ち手(金具付)¥110(DAISO)
バッグの表面と内側をコーティングするのは、なんとDAISOの「ペットひっかき傷防止シート」!
「猫の爪とぎから壁や柱を守るシートなので、丈夫で傷がつきにくいのがポイント。半透明で表面に貼ってもバッグの柄やロゴがちゃんと見えますし、貼るときにシワになりにくいので貼りやすいです。持ち手は、金具付きを使うと縫ったり貼ったりする必要がなく、手軽ですよ」
つくり方を詳しく解説
【1】紙袋を解体する
①紙袋の底を開きます。多少失敗しても、後でシートを貼るから気にしない!
②紙袋のサイドを開きます。もしきれいにはがれなければ、切ってしまってもOKです。
③両方の持ち手をはさみで切ります。持ち手は裏面で補強されていて、はがすと汚くなるので、ここははさみでカット。
【2】シートを貼りつける
④解体した紙袋は表面を上にし、横に長く広げた状態で置きます。横にシートを伸ばしながら「ペットひっかき傷防止シート」を貼ります。この時、端は2cmほどはみ出してから貼ってください。反対側の端まで貼ったら、余ったシートを切ります。反対側の端は、はみ出す必要ありません。
【POINT】シートの幅が足りなかったら、その分をもう一度シートを伸ばして貼っていきます(この時も端を2㎝ほどはみ出すように)。全体に貼れたら、余ったシートはカットしましょう。
⑤裏面も同様にシートを貼ります。裏面は端からシートをはみ出さなくてOK。
【3】両面テープやホッチキスを使って紙袋を組み立てる
⑥裏面の端の部分(2cmはみ出してシートを貼っている方)に、両面テープを貼ります。
【POINT】両端を貼り合わせる前に、柄がある紙袋は柄合わせをチェック!
⑦両端を貼り合わせます。2cmはみ出しておいた部分がマチのようになり、きれいに貼り合わせることができます。
⑧底の部分に、写真のように両面テープを貼り、組み立てるように貼り合わせます。
【POINT】底面は、ホッチキスで補強するのがおすすめ!
【4】持ち手を付ける
⑨かばんの持ち手の金具を紙袋にはさんで取り付けます。
完成!!
お出かけのサブバッグとして活用
リメイクした紙袋は、買い物や近所へお出かけのサブバッグとして使っている萱沼さん。「買い物の際はエコバッグとしてそのまま使えます。裏側もコーティングしているので、メインのバッグに入りきらない子どもの麦茶やペットボトルを入れて持ち歩くことも。持ち手の耐荷重目安は約12kgと、けっこうしっかりしたバッグになります」
今回紹介してもらったカルディコーヒーファームの紙袋のほか、スターバックスの紙袋もリメイク人気が高いそう。30分もあればつくれるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。
【シートと持ち手についてはこちら】
DAISO https://www.daiso-sangyo.co.jp/
※店舗によって品揃えが異なり、在庫がない場合があります。
※掲載商品については予告なく廃盤、仕様変更等が発生する場合があります。予めご了承ください
撮影/山下忠之 取材・文/富田夏子