湿気が高く、冷房をつけていても室内がジメジメしがちな初夏の気候。家族で過ごす時間が長いリビングはなるべく快適な状態をキープしておきたいですよね。今回はリビング掃除に便利な100均アイテムを掃除研究家・おそうじペコさんに教えてもらいました。
教えてくれたのは……
おそうじペコさん
掃除研究家、お掃除ライター。ハウスキーピングコーディネーター2級、掃除能力検定士5級の資格を持ち、SNSやメディアを通じて掃除に関する情報を発信。「ゆるく身に付く家事のきほん」(成美堂出版)ほか、著書も多数。オフィシャルブログ「暮らしを楽しむお掃除エッセンス(https://ameblo.jp/pekosouji/)」。
布製品のダニ対策に! カーペット掃除におすすめの2アイテム
DAISO「やわらかお掃除ブラシ」
洗濯機で丸ごと洗うのが難しいカーペットやラグ。そのままにしていると、目に見えづらい髪の毛や小さなゴミが蓄積されてダニ発生の原因になることも!
「まずはシリコン製のやわらかいブラシでしっかりホコリをはらいましょう。クッションや布のソファーカバーにも使えます。使用後、ブラシに絡まったゴミが気になる場合は水洗いで落としてください」。
ブラシのサイズは3×3.5×27cm。¥110
DAISO「ダニとり(シートタイプ)」
カーペットのゴミを取り除いたら床との間に「ダニとり(シートライプ)」を1枚入れ、しっかりとダニを予防しましょう。
「シートを入れるだけなので手軽に予防できます。シート自体に臭いはなく、防虫剤のような感覚で使えます」。シートの持続効果は約3ヶ月なので定期的に交換してください。3枚入り。¥110
室内と外気の気温差に注意! 窓の結露にはコレ
Can★Do「万能ハケ ストレートハンドル小35mm」
窓の結露対策の前に、まずは窓枠やパッキン、サッシの汚れをチェック。ホコリやゴミが溜まった状態で窓が結露すると全体にカビが生えやすくなってしまうのだそう。
ホコリやゴミは万能ハケを活用して取り除いていきます。サッシを軽くなでるように水洗いしたハケの毛先を動かし、汚れを絡めとったら水をはったバケツで毛先をすすぎ、繰り返し使用していきます。汚れを取った後はペーパータオルなどで水分を拭き取ってください。
「ハケにも色々な種類がありますが、掃除に使う場合は動物の毛でつくられているものを選んでください。髪の毛や砂ボコリなどの細かい汚れもしっかり絡めとってくれますよ」。¥110 ※ハケを使用する前には必ず水洗いをしてください。
DAISO「超吸収スポンジ」
ホコリやゴミを取り除いたら窓掃除に取り掛かりましょう。
「超吸収スポンジ」を窓に当て、手で軽く押しながら吸い取るように窓の結露を拭いていきます。水分をぐんぐん吸い取ってくれる画期的なスポンジなので 窓の結露は余裕で吸い取ることができます。吸収量はなんと約200ml!
「スポンジは濡れて柔らかい状態で密封されて入っています。使用開始後に乾燥すると固くなり、吸水しにくくなることも。その場合一度濡らして絞ってから使うのがコツです」。 ¥110
実は汚れが溜まりがち エアコンの吹き出し口には隙間タイプのワイパーシートを
DAISO「ワイパーシートでお掃除(スキマタイプ)」
エアコンの掃除で意外と盲点なのが風の吹き出し口。フィルターは洗うけど、ここは手付かず……という方の多いのではないでしょうか?
実は吹き出し口にもカビやホコリが溜まりやすく、よく見ると汚れで黒ずんでいる場合も。厚みがない薄型のワイパーを活用して、エアコンの吹き出し口の奥の方まで拭いていきましょう。
「少量の中性洗剤を染み込ませてから拭くと、よりしっかり汚れを落とすことができますよ」。ワイパーのサイズは34.5×2.5×3.9cm。¥110
掃除機では吸い取れない 家具の隙間の汚れにも要注意
Can★Do「お掃除スティック」
冬の終わりから春、夏にかけて発生した部屋のホコリや汚れは湿気を帯びることでカビ、ダニの栖になってしまうことも! 特に気を付けたいのが掃除機で吸い取れない家具の隙間汚れ。本体部分がワイヤーで曲がる「お掃除スティック」でホコリやゴミを絡めとりましょう。
「お掃除スティックの先端のワイヤー部分のカバーはマイクロファイバー素材なので洗って繰り返し使用できます」
「家具の隙間だけでなく、手の届きにくい食器棚の奥やエアコン掃除にも使える万能な掃除アイテムですよ」。スティックの長さは46cm。¥110
いかがでしたか?
家の中で過ごす時間が長い場所だからこそ、ホコリや汚れが溜まりやすいリビング。毎日少しずつ掃除の習慣を身につけるのが理想ですが、便利アイテムを活用して一番気になる場所から掃除を始めてみるのもひとつの方法です。ぜひお試しくださいね。
※掲載商品は取材時点のものであり、現在はお取り扱いがない場合があります。
【お問い合わせ先】
DAISO
https://www.daiso-sangyo.co.jp/
Can★Do
http://www.cando-web.co.jp
撮影/山下忠之 取材・文/丹下紋香