奥が深く難しいイメージがある薬膳ですが、体を温める効果は抜群!これから体が冷える季節、ぜひ薬膳を取り入れてみませんか?まずはスープジャーを使って気軽にチャレンジしてみましょう!お弁当にもぴったりです。
薬膳で押さえておきたいのは「体を温める食材」
薬膳では『五行』に注目します。『五行』は『寒』『涼』『平』『温』『熱』という5つの性質のことで、食材には体を冷やしたり、温めたりする作用があるという考えです。これからの季節に意識したいのが『温』と『熱』。つまり、体を温めてくれる食材ですね。単純に温かいものを食べるだけでなく、食材を選ぶことで体の内側からも温められます。
教えてくれたのは
©Shohei Yokoyama(t.cube)
薬膳料理研究家 余慶尚美さん
《プロフィール》
美巡家、ヘアケアリスト(毛髪診断士)、和漢美容家。リンパドレナジストと国際薬膳師の資格を持ち、韓国料理をベースにした手軽につくれる薬膳料理を提案。主な著書に『髪トレ』(主婦の友社)がある。
相乗効果で体もポカポカ!「トマトサケチゲ」
体を温める食材を組み合わせるだけでOKの「トマト&サケのチゲ」。体を温める食材、サケにしょうがや唐辛子は、いろいろな料理にプラスします。相乗効果で体も心もポカポカに!
とろ〜り食感の体に優しい「サムゲタン風」
長ネギ、にんにく、栗など体を温める食材をふんだんに使って、大人気の韓国料理を再現したレシピ。もち米がとろとろの食感で食欲がないときにも食べやすく、体に優しい一品です。
肌や体にうるおいも!女性に嬉しい「エビワカメ」
難しいことは考えなくて大丈夫!韓国で定番のスープは、体を温める食材を組み合わせるだけの簡単薬膳。体を温める食材にプラスして、肌や体にうるおいをもたらす食材も!女性には特に嬉しいレシピです。
難しいイメージの薬膳も、余慶さんの「スープジャーゆる薬膳」なら気軽にチャレンジできそうですね!これから寒くなる季節、ぜひ体を温める食材と薬膳で健康なからだ作りをしていきましょう。
※本記事はMartのバックナンバーより再構成しました。
構成/Mart編集部 文/山中麻衣