しょうゆの原点、しょうゆの実などの呼び名がある「しょうゆ豆」ってご存じですか? ごはんのお供にも、調味料にもなる「しょうゆ豆」の食べ方を、野菜ソムリエプロの資格を持つMart会員の安部さんが教えてくれました。
大豆がゴロっと入った「しょうゆ豆」
発酵食品やヘルシーフードに目がない安部さんが、食品の展示会で見つけたのが「しょうゆ豆」です。
「しょうゆ豆は、しょうゆを搾る前のしょうゆもろみが原点の長野県の郷土食だそうです。蒸した大豆で麹を造り、米麹と合わせて生醤油たれに漬け込んで発酵熟成させたもの。大豆が入っているので、しょうゆなんだけど味噌の風味や甘みも感じます」(安部さん)
しょうゆ豆甘塩造り 200g ¥238(税込み)マルヰ醤油
まずはごはんのお供に
まずはごはんのお供として、あったかいごはんにかけて食べてみるのがおすすめ! 「地元の方もこれが基本の食べ方のようです。大豆がゴロゴロ入っているので、おかず感があります。卵かけごはんに混ぜてもいいですね」(安部さん)
じゃがバターとは好相性♪
安部さんが試してみたら相性が良くてハマったというのが、じゃがバターの仕上げに「しょうゆ豆」をかける食べ方。
「バターとしょうゆだから間違いがないのですが、しょうゆだけをかけるより、ずっと旨味があって美味しさがレベルアップします。野菜だけではなく、焼いたお肉や魚にタレのようにしてかけると、手軽に発酵食品を取り入れることができます」
また、しょうゆ豆をつくっているマルヰ醤油の民野さんによると、「夏に向けては刻んだねぎと和えて冷ややっこにかけたり、長芋にかけるのもおすすめです」とのこと。
鶏そぼろの味つけに
常備菜にぴったりなのが、しょうゆ豆の鶏そぼろ。「しょうゆ豆の味がしっかりしているので、味つけはこれだけでOKなんです」(安部さん)
【つくり方】
- フライパンに油をひき、鶏ひき肉200gと粗みじん切りにした長ねぎ1/2本分を入れて炒めます。
- 肉の色が変わったら、しょうゆ豆大さじ2で味つけして完成。
大豆の食感が加わって、ごはんにびったりの鶏そぼろに。しょうゆ豆だけで調味料と具材をプラスする役割を果たしてくれるから、鶏そぼろづくりがかなり簡単になります。
黒豆タイプもあります
こちらは、黒豆造りのしょうゆ豆。大豆より粒が大きく黒いので、より食べ応えを感じます。大豆の甘塩造り、黒豆造り、ともにオンラインでお取り寄せができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【お問い合わせ先】
マルヰ醤油 https://maruisyoyu.com/
撮影/山下忠之 取材・文/富田夏子