【Mart春号】春のはじまりは家庭菜園で「おうち緑化」!

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日ごとにあたたかくなる春先は、ベランダやお庭にグリーンを増やしたくなりませんか? そこで初心者でもできる、家庭菜園のはじめ方について、かずかずのテレビ出演でも話題の最年少野菜ソムリエプロの緒方 湊くんに教わりました。野菜とプランターの組み合わせ方や実は知らなかった野菜の豆知識など、“さすが湊くん!”と思うアドバイスがいっぱいです。

初心者は苗から始めるのがオススメ!

湊くんによると、家庭菜園初心者は、種からよりも苗から始めるのが簡単で育てやすいとのこと。自分が食べたいもの、料理によく使うものからスタートし、プランターの9割くらいまで土を入れたら、水はけをよくするため、中心が少し高くなるように盛り上げます。シャベルで土を押し固めたら、受け皿から水があふれるくらい、たっぷりの水やりを。

過去に野菜づくりに挑戦したけれど、うまく育てられず、挫折した経験のある人。実は、野菜とプランターの組み合わせ方を間違えていたことが原因かも?

なすやトマトなど、根が下に伸びる野菜には深いプランターが必要です。それを知らずに浅いプランターに植えると、根が育たたず枯れてしまう要因に。

また、根が浅く、横に広がるきゅうりやにらなどの野菜には、浅くて横幅のあるプランターを選ぶのが、野菜をうまく育てるコツなのだとか。


意外と知らない野菜の豆知識

「苦手なお子さんの多いピーマンですが、美味しい食べ方ご存知ですか?実は、ピーマンはタテに繊維が走っているので、半分に切ってからタテに千切りにすると苦みを感じにくいんです。反対に、輪切りやみじん切りにすると繊維が断ち切られて、苦み成分が出てしまいます」(緒方湊くん)
お子さんに何とか食べてもらおうと細かくみじん切りにすることで、かえって苦みを増やし、ピーマン嫌いを助長してしまうことに……。

また、にんじんの表面のシワを皮だと思っていませんか?なんとそのシワシワは、実だったのです。にんじんの皮はとても薄く、出荷前の洗浄でほとんどが取れてしまうので、ピーラーでの皮むきが必要がないのです。

「野菜の中には、なすやきゅうりのように水を好む野菜、ほうれん草のように半日蔭を好むものがあったりと、野菜ごとに、必要な水やり、日当たりの条件が異なります。また要注意なのがエアコンの室外機。冷風や熱風により野菜がダメージを受け、乾燥により傷んでしまいます」(緒方湊くん)
ハーブやベビーリーフなどの野菜は、すぐに植えられますし、トマトやオクラなどの野菜は、遅霜の心配が要らないゴールデンウィーク頃が野菜のうえどき。採れたての美味しさを期待しながら、お子さんと一緒に野菜づくりを始めてみませんか?

Mart春号 誰でも真似できる「育て方」「飾り方」 「おうち緑化」で癒される♡より

撮影/山下忠之 イラスト/harumi  取材・文/酒井明子  編集/橋本嘉美

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