ひとり時間さえなかった主婦が、この春、初のひとり旅ができた理由【Mart WEEKENDERアリカ】

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こんにちは。Mart WEEKENDERで片づけ遊び指導士・時短家事コーディネーターのアリカです♪

5月の大型連休が終わりましたね。みなさんはどのような時間を過ごされましたか? 私はといいますと、GWよりも少しだけ早く、お休みを満喫するトクベツな出来事がありました。

“トクベツな出来事”それは……主婦になって初の「ひとり旅」を楽しんだことです!

今回は、ひとり旅のきっかけや気づきについてお話をさせてください。

 

ひとりで旅をしたのはいつの頃だっただろう

子どもが小さい頃の写真

2010年に結婚をし、2011年に長女を出産しました。ありがたいことに3人の子に恵まれました。長女の出産を機に専業主婦になり、転勤族の夫の赴任先だった今の土地に来て、家を建てたのが9年前のことです。

夫は仕事が忙しく、両親も遠方のため頼れる身内もおらず、結婚してからずっとワンオペで家事と育児を頑張ってきました。末っ子がまだ1歳になったばかりの頃には、4年間夫が単身赴任で離れて暮らしたこともあります。

そんな環境だったことから「ひとり旅」どころか「ひとり時間」を持つことさえ私には難しく、とうてい手に入れられるものではありませんでした。

子どもたちがまだまだ幼くて、完全ワンオペで気軽に預けられる身内もいない。専業主婦で自分のために時間とお金を使うことにどこか罪悪感がある。

独身の頃は、仕事の調整さえつけば気軽に旅行に出かけられていたのに……。
主婦になり、母になったことで「ひとり旅」に出掛けるなんて選択肢は、頭の中から完全に消えていました。

きっと、私と同じような環境の方も多いはずです。

きっかけは友達の「会いたいね」という一言

東京タワー

今回の旅の行先は東京でした。

旅を決めたきっかけは、お友達との会話の中で出てきた「会いたいね」の一言でした。

インスタを通じて仲良くなった2人のお友達がいます。彼女たちは九州と東京在住。2人とも子育てや片付けに関する仕事をしていて、いつもたくさん刺激をいただき、月に1、2度オンラインで話す仲。「いつか3人で会いたいね」と度々話に出ていたけれど、その「いつか」っていったいいつなんだろう……?と思ったのがきっかけです。

考えてみると、子どもたちはこの4月でそれぞれ中1、小5、小1にと成長。夫は現在、いったん単身赴任を終えて一緒に暮らしている。私も専業主婦ではなく、今はフリーランスとして仕事をしている。いつの間にか以前のような、どうやっても出かけられない環境ではなくなっていたことに気がついたんです。

それに気づけた瞬間、夫に相談するよりも先にみんなで会う計画がスタート! 他にも、目標の一つでもある出版に向けてお世話になっている編集さんや、インスタで仲良くしてもらっている方々など「会いたい人たちに会いにいく」を掲げて行程を組みました。

詳細が決まってから夫に報告すると「よかったやん!楽しんでおいで」と快く賛成してくれました。本当に感謝しています。

お片づけ育&家事シェアをやってきた結果

子どもがお片づけしている写真

子どもたちが成長したことや、気軽に夫に預けられる環境ができたことはもちろん大きな理由の一つです。ただ、それだけではないと感じています。

それは、これまでの転勤、3人育児、単身赴任による完全ワンオペに対応するために、自分なりに家庭内で取り組んできた“子どものお片づけ育&家事シェア”の土台があったから。「この子達なら夫に任せて家を空けても大丈夫」という自信がありました。

実際、旅は日曜~月曜の一泊二日というスケジュールでしたが、家のことをなにも心配することなく私は身軽に出かけることができました。東京旅も満喫することができ大満足!

子どもが夕飯づくりのお手伝い

ちなみに家族はというと、日曜日はお出かけの後みんなで夕飯の支度をし、翌月曜日は各自学校の準備をして普段通り登校したそうです。母がいなくてもいつも通りの日常を過ごせたこと。数年かけて家族と作り上げてきた暮らしの基盤に助けられました。

夢を叶える一歩を踏み出すには

子どもで家事を手伝う

母になって以来、目の前の景色は一向に変わらないものだと思い込んでいたけれど、日々成長・変化していたことに気付かされた今回のひとり旅。今回の経験から、今まで以上に夢に向かって身軽に歩んでいけそうです。

  • 「自分のことは自分で」を基本にしたお片づけ育
  • 「家事は『家』の『こと』だから家族みんなで役割分担」の家事シェア

ワンオペを乗り切るために取り入れた仕組みでしたが、結果的に子どもたちの自立に繋がっていたことに気がつきました。これからも自分のSNSなどを通じて、過去の私のように、時間や余裕の少ない毎日を送っている方がいれば、“ほどよい暮らしのヒントや工夫”をお伝えしていければと思っています。

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Mart本誌が不定期刊になるため、MartWEEKENDERのブログも終わります。 長い間ご愛読いただきありがとうございました。

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写真・文/アリカ

【Mart WEEKENDER アリカさんプロフィール】

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