はじめまして。千葉県船橋市在住、整理収納アドバイザー田口愛佳です。よろしくお願いします!
記念すべき第1回は、【田口家のキッチン収納~調理器具編~】を、お届けします。
『整理収納アドバイザーの人ってモノが少なそう』と言われることも多いのですが、実は、私は結構色々なモノが好きなタイプ。収納用品はもちろん、料理や器も大好き。なので、モノをある程度持っていても快適に過ごすための工夫しています。今回は、そんな我が家のキッチン収納を詳しくご紹介したいと思います!
細かい掃除があまり好きではないので、基本的にキッチンカウンターは『見せない収納』を心がけています。我が家のシステムキッチンはこんな感じ。それでは気になる引出しの中をご紹介していきます!
【1】2段収納で収納力をアップ
細々した調理器具の収納には、セリアの引き出し整理ボックスがおすすめ。
S/M/Lの3つのサイズがあり、引き出し内寸やしまうものに合わせてカスタマイズできます。また、重ねても使えるので、引き出しの高さが10㎝以上あれば、収納量が2倍にもなる優れもの。
※重ねて使用したい場合、最低10㎝の高さがあればOKですが、取り出しやすさやしまいやすさを考えると、内寸の高さが12㎝以上あるタイプの引き出しでの使用がおすすめです。
実は、100円ショップ商品で積み重ねが出来るものって珍しいんです‼ というのも、100円ショップの収納用品は特に、サイドから見た時に台形になっているような、重ねたときにかさばらないタイプが主流。でもこの引き出し整理ボックスは、キッチンの引き出し収納はもちろん、家中の引き出しに対応可能なので、しまうモノのサイズ感さえ合えば、かなりおすすめの逸品です。
ちなみに我が家では、引き出し手前側や引出整理ボックス上段に、ほぼ毎日の調理で使うモノ、奥や下段に、たまに使うモノを収納しています。
見えないと“ないモノ”になってしまいがちな私。この引出整理ボックスは、半透明で下のモノがうっすら見えるところもいいんですよね。
また、我が家では、キッチン向かって右側にコンロ、左側にシンクがあります。なので、コンロ側で使う調理器具は引き出し内の右側、シンク側で使う調理器具は左側に配置。しまう場所は使うところの近くにすれば、調理がスムーズに!
【2】ゆとりを持たせた収納で、取り出しやすくしまいやすく!
よく使うラップやビニール袋は引き出しを少し開けただけで取り出せる位置に収納。その際、ラップは取り出しやすさを考えて、ラップのサイズぴったりのスペースではなく、手が入りやすいよう少しゆとりをもって収納しています。
【3】すべてを収納用品で仕切らないのが使いやすいコツ
収納用品で、引き出し内部すべてを仕切りすぎないようにしているのも実はちょっとしたポイント。すべてを収納用品で仕切ってしまうと、逆に収納スペースが少なくなってしまったり、入れられるモノのサイズが限られてしまう、などのデメリットもあります。
引き出し内がすべてきれいに収納グッズで仕切られていると一見整って見えるし、映えるけれど、必ずしも使いやすいとは限らない……。使い勝手と見た目って、必ずしも共存するわけではないのが悩ましいところだったりします。
我が家では、過去に仕切りすぎて取り出しにくかった、という経験を踏まえて、今は計量カップや秤などある程度の大きさがあって他と混ざりにくいモノに関しては、収納用品は使わずに収納しています。
収納用品で全体をキッチリ仕切らない場合、引き出し内で収納用品が動いてずれてしまうのもプチストレスの原因になりがち。我が家では、イケアのヴァリエラシリーズの引き出しマットを使用して、引き出しを開け閉めしても滑らないようにしています。
この引出しマットは、さっと拭けるし、丸洗いもできて一番おすすめ! イケア以外にも、ニトリでも同じようなタイプのものがあるので、そちらをチェックしてみてもよさそうですね。
【4】中途半端な隙間はブックエンドで仕切っても!
収納グッズを使うとしまいにくい、だけど何も使わないとごちゃついてしまう危険がある場所におすすめなのがブックエンド。
我が家では、DAISOのブックエンドをこのように倒して、台布巾と食器用の布巾を前後で仕切りって使っています。DAISOブックエンドのこのシリーズは様々なサイズバリエーションがあるので、ちょっと仕切りたい箇所にとってもオススメです♪
【5】つくりおき用のラベリングはタックシールで
つくりおきしたおかずを保存容器に入れて冷蔵庫保管する際、ガラス容器を使っていてもパッと見、なんだかわからなくなってしまうことも。そんなときに活躍するのがタックシール。キッチンの使いやすい位置にタックシールと油性ペンを配置しておけば、ラベリングの際にとってもスムーズです!
いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介した引き出し収納(調理器具編)には、ほぼ毎日~月1回は絶対使うモノをメインに収納し、製菓用のモノなどは、別の場所にまとめて配置しています。
「1番使いやすい場所に、1番よく使うモノを収める」。それだけで、日々の家事の手間はぐっと楽になります。
もちろん、もっとモノが少なければ、そもそも収納用品は必要ないし、収納を工夫する必要もないのですが……。だけど、私にとって『お気に入りのモノに囲まれていること』も、幸せの一つ。モノは持ちたい!だけどスッキリも暮らしたい!そんな方のお役に立てる収納のコツを今後もご紹介していければと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。次回も、キッチン収納の続きを予定しております。お楽しみに♪
写真・文/田口愛佳
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田口愛佳
整理収納アドバイザー