「睡眠の悩みあり」と約8割が回答!コロナ禍に「眠りの質改善」の条件とは?

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一日のうち、多くの割合を占める睡眠時間。ぐっすり眠れた朝は一日中快適に過ごせますが、寝不足気味の朝はかなり辛いですよね。このように、睡眠はわたしたちの心と身体の健康に密接に関わっていると言えます。ただ残念ながらここ数年、コロナ禍による不安や緊張、在宅ワークによる運動不足などで睡眠悩みを抱える人は急増中。では快適な眠りを手に入れるためは、どうすればいいのでしょうか?

浅い眠りや寝つきの悪さなど、多くの人が何らかの悩みを抱えています


(Emma Sleep Japan 合同会社による全国の20~60歳の男女1,053人を対象にした調査)

「現在、睡眠に関して悩みを感じていますか」という質問に対して、8 割以上の人がなんらかの悩みを抱えていると回答。「途中で起きてしまう」と答えた人はそのうち約半数にのぼり、眠りの浅い人が多いことが分かります。

さらに8割の人が起きたときに不快なストレスを感じています

(Emma Sleep Japan 合同会社による全国の20~60歳の男女1,053 人を対象にした調査)

「起床時に不快と感じることを教えてください」という質問に対し、「寝ているのに眠い」と答えた人が約4割。成人にとって睡眠時間は約7時間必要と言われていますが、今回の調査による平均睡眠時間は6時間程度。「寝ているのに眠い」と答えた人は眠りが浅いか、睡眠時間が足りていない可能性も。さらに「腰が痛い」「肩が痛い」など身体のどこかに痛みを感じてしまう人が多数いることも分かりました。痛みを感じる原因は、寝具が合っていないことが原因かもしれません。


睡眠の質を高めるためには正しい姿勢をつくることが大切


整体院 和 -KAZU- 院長の迫田和也氏によると、深い呼吸でリラックスして眠るためには、正しい姿勢で眠れる身体の状態にすることが重要だと言います。実際多くの人が反り腰や猫背になっているため、正しい姿勢をキープすることが難しいのが現状です。まずは仰向けに寝た状態で、姿勢をチェックしてみましょう。

①肩はベッドについていますか?

背中が丸くなり猫背になっていると、肩が前にでてしまいベッドにつきません。この状態だと胸が圧迫され呼吸が浅くなり、肩コリや首コリの原因にも。

➁腰とベッドの間に隙間はありませんか?

デスクワークなど座っている時間が多い人は股関節前方が硬くなり、反り腰に。仰向けの状態でひざを曲げている方がラクだと感じる人も、隠れ反り腰です。腰が浮くことでリラックスできず、腰痛の原因にもなります。

セルフチェックして当てはまったらこの対策を!

①肩がベッドに付かない人は、手のひらを上に向けましょう

手が内側に向いていると、肩が前にでてきてしまいます。手のひらを上に向けることで、胸が開き、肩がベッドにつきやすくなります。

➁腰に隙間があく人は、足の向きを外側に向けましょう

足が内側を向いていると、股関節が内側にねじれて腰が反りやすくなります。外側に向けることで骨盤が閉まり、腰の反りが解消されます。


寝る前は呼吸を整えて柔軟性を高めるストレッチを

次にティップネス インストラクターの千秋氏が教える、ベッドの上で簡単にできるストレッチをご紹介します。凝り固まった体をほぐして深い呼吸に導くことで、リラックスして眠れるように!

1. 鼻で息を吸いながらゆっくり肩を上にひきあげて、吐きながら後ろにさげます。肩を少しずつ回していくイメージ。肩の緊張をとるとともに、呼吸を深める効果も。肩甲骨もしっかり動かして。

蒸し暑い夏の寝苦しさから解放されて眠りにつきやすくなる季節。姿勢を整えるストレッチと快適な寝具で、質の高い睡眠を手に入れましょう。

エマ・スリープジャパン
カスタマーサポート 03-4579-5916
http://www.emma-sleep-japan.com/

取材・文/森本奈穂子

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