美容家・石井美保さんが初登場のMartで教えてくれる、スキンケアの基礎。「日焼け止めでの紫外線対策は、最大のエイジングケア」と語る日焼け止め編をご紹介します。
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老化が悩みなら日焼け止めで〝年中無休〞の紫外線対策を!
紫外線対策は最大のエイジングケアです
「『冬でも日焼け止めは必要ですか?』と聞かれます。私の答えは『日焼け止めは年中無休』。確かに春夏や晴れの日に紫外線量が多いことは事実ですが、秋冬でも曇りや雨の日でも、紫外線は休むことなく降り注いでいます。私たちは常に紫外線ダメージの中に肌をさらしているわけです。そんな身近な紫外線こそが、肌の老化を進めるいちばんの要因! 紫外線ダメージによってメラニンが増えてシミができたり、肌の奥にまでダメージが及ぶことでシワやたるみまで出てきたり。紫外対策なくしてエイジングケアは叶わないのです。だから私は日焼け止めまで含めて朝のスキンケアと考えています。色付きでトーンアップ効果を狙うなら、アラフォーはピンク、ピーチ系の色がくすまずおすすめです」(石井さん)
石井美保さん
1976年生まれ。美容家。トータルビューティーサロン「Riche」代表。自身の肌悩みを解決すべくあらゆるコスメや美容法を試し、「こすらない洗顔」をはじめとする「石井式スキンケアメソッド」を確立。今や各メディアにひっぱりだこ。近著は『一週間であなたの肌は変わります 大人の美肌学習帳』(講談社)。
\Martist滝野香織さんが実践!/
【STEP1】使用量はパール粒大。惜しまず使うこと!
直径1㎝くらいのパール粒大が目安。手のひらに伸ばして塗るので、足りないようなら追加します。
【STEP2】手をすり合わせて全体に広げます
「顔に5点置き」ではなく、手のひら全体に均一に広げてから手全体で塗ることで刺激が少なくムラも防げます。
【STEP3】手のひら全体でぺたぺたスタンプ塗り
手のひら全体でぺたぺたとスタンプを押すように顔の中心から外へ塗ることで、摩擦、塗り残し、ムラを予防。
【STEP4】たまっている部分をスポンジで押さえます
日焼け止めがたまったり、油分が多すぎる部分は清潔なスポンジで軽く押さえて均一になじませます。
何を選べばいい? 石井さんおすすめの日焼け止め3選
「最近の日焼け止めは使用感がいいものが多いので、塗り心地や好みのテクスチャーを楽しんで選んで!
●シワ改善と美白を同時進行。つけ心地も快適です「ルシェリ リンクルホワイト UV エマルジョン」
「コクがあるのに仕上がりはさらりとしていて、程よい薄膜感。ベタベタが苦手な人にもぴったりです。シワに着目しているのもアラフォーにはうれしいですね」。医薬部外品。SPF50+・PA++++ 35g ¥3,100〈編集部調べ〉(コーセー)
●くすんだ肌に美人ピンクで血色をプラス!「ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズ」
「年齢とともに失われていく血色感を自然に足してくれる、肌なじみのいいピンク色。高いUVカット効果に加え、くすんだ肌をトーンアップして元気で幸福感のある印象に仕上げてくれます」。SPF50+・PA++++ 30㎖ ¥5,800(ランコム)
●低刺激処方ながらSPF50+でしっかり守る「ドゥーエ日やけ止め」
「日焼け止めは少量では無意味です。日焼け止めに抵抗のある敏感肌の人もこれなら安心してたっぷり使えますよ。ほか、紫外線吸収剤無配合の『ノンケミカル』タイプもおすすめ」。SPF50+・PA+++ 40g¥2,200〈編集部調べ〉(資生堂薬品)
監修/石井美保 撮影/天日恵美子 スタイリスト/青木宏予 ヘア/大野朋香 (air) 取材・文/山崎永美子 WEB構成/富田夏子
Mart2021年2月号
〝朝のケア〟が肝心でした! 美容家・石井美保さんの「スキンケアの教科書」より