おんせん県・大分の中でも群を抜いて源泉数が多く、その種類も豊富な別府市。そこにある大型温泉リゾートホテル「別府温泉 杉乃井ホテル」に2023年1月フラッグシップ棟「宙館(そらかん)」が誕生しました。139,000㎡という広大な敷地の中でももっとも高台に位置し、絶景が望める上質な時間が過ごせると話題になっています。
グランドオープンに向けて誕生したフラッグシップ棟「宙館」
1944年に創業した「別府温泉 杉乃井ホテル」。広大な敷地内には宿泊棟、ホール、プール、日帰り温泉施設、ボウリングやビリヤードなどが楽しめる「SUGINOI BOWL & PARK」など、様々な施設を持つ大型リゾートホテルです。
現在、2025年のグランドオープンに向けて、全面リニューアル中。すでにオープンした宿泊棟「虹館」に続き、2023年1月に「宙館」がオープンしました。
フラッグシップ棟として誕生した「宙館」の客室は、別府の自然をイメージした3つのテーマカラー、「青海」、「森林」、「夕凪」をあしらっていて、部屋によって雰囲気が異なります。
ホテルでの滞在時間をゆっくりくつろげる客室は、スイート、ジュニアスイート、デラックス(海側)、スタンダード、カジュアルの5タイプ。日常から離れた特別感を味わえます。
ツインやダブルはもちろん、ファミリー層やグループ向けに1室4名以上で利用できる客室があるのもうれしいポイントです。
宿泊者だけが体験できる展望露天風呂からの天空の絶景
敷地内でももっとも高い場所に位置する「宙館」での一番の特徴となるのが展望露天風呂。海抜約250mから望大パノラマを全身で感じることができる、特別感のある温泉露天風呂です。
おんせん県ということもあり、温泉は申し分なし。冷え性や筋肉・関節の痛みなどにいいとされるナトリウム塩化物・硫酸塩泉で、この温泉と絶景を一度に楽しむことができるのは、なかなかない贅沢です。
湯舟の中から別府の街並みや別府湾、鶴見岳、鉄輪温泉の湯けむりを見ることができるのも特別な体験。季節だけでなく時間帯によって見える風景も変わるので、宿泊時には時間帯を変えて何度か入浴するのがおすすめです。
また、男性用浴場にはドライサウナ、女性用浴場にはミストサウナがあり、サウナの中からも景色が楽しめるようになっています。
展望露天風呂も浴場、サウナも宿泊者しか利用できないというのも特別感があります。
地産地消がテーマのビュッフェレストランで大分グルメを堪能
「別府温泉 杉乃井ホテル」の宿泊プランには、基本的に夕食・朝食が付いています。それがビュッフェレストラン「TERRACE & DINING SORA」での和洋中が楽しめるビュッフェ。ライブ感のあるキッチンで調理される数々の料理を好きなだけ食べられます。
注目は地元九州・大分の食材を使ったメニューや大分の郷土料理。例えば、グリルマシンで回りながら丸焼きになっているロティサリーチキン。地元産の鶏肉をじっくり調理して旨味を閉じ込めています。大分といえば、から揚げのメッカであり、鶏天や鶏飯など鶏肉を使った料理が多いのも特徴。「TERRACE & DINING SORA」にも鶏肉の消費量がトップクラスの大分らしい料理が並びます。
またその場で新鮮な海鮮を使って握ってくれる寿司、目の前で切り分けてくれるローストビーフなど、見ているだけでも満足してしまいそうなメニューも。
フランベの炎にワクワクするステーキや、揚げたてを提供してくれる天ぷらなど、音や香りも含めた五感で料理を楽しむことができるのも、普段なかなかできない体験。特に子どもにとっては新鮮なはず。家族での食事も盛り上がりますね。
郷土料理のだんご汁や鶏天、大分の特産品のしいたけやかぼすを使った料理なども充実。温泉の蒸気で食材を蒸す「地獄蒸し」をイメージした料理も楽しめます。子ども向けにはハンバーガーやオムライスなどもあり、全種類食べきれないほど。夕食では約60種類、好きなものを好きなだけ堪能できます。
デザートも充実していて、カップスイーツやマカロンなども自由に食べてOK。特筆すべきはオーダーしてから濃厚なマロンクリームを絞って完成させるモンブラン。
目の前で仕上げるデザートはまさにスペシャル。こちらもおかわりできるので、存分に楽しめます。
展望露天風呂やライブ感あふれるブッフェなど、別府旅行をより充実した楽しいものにしてくれる「別府温泉 杉乃井ホテル」の「宙館」。家族でゆっくり別府旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
別府温泉 杉乃井ホテルHP:https://suginoi.orixhotelsandresorts.com/
取材・文/岡部礼子