今年も丸亀製麺の夏がスタート。店内で粉からつくる、打ち立て、できたてのうどんは、釜揚げうどんも人気ですが、この時期は水できゅっと締めた、のどごしのいい冷うどんが食べたくなります。そして、夏の定番“鬼おろし”も欠かせませんね。発売したばかりの夏季限定2品を実際に食べてみたのでご紹介します。
ガッツリとさっぱりが融合した「鬼おろし肉ぶっかけうどん」
昨年の夏、一番人気だったのが「鬼おろし肉ぶっかけ」(並¥790、大¥930、得¥1,070)。一番の特徴は注文するごとに目の前で牛肉を焼き上げて仕上げること。列に並んでいて別の人がオーダーしていると、この牛肉の香ばしくて甘辛い香りが漂ってきて、食欲をそそられます。
甘辛い味付けの牛肉と一緒にトッピングされているのが鬼おろし。通常メニューに大根おろしはありますが、大根を粗くおろした鬼おろしはシャキシャキした食感とみずみずしさで冷うどんにも牛肉にも相性抜群。
まずは冷うどんをいただいて、のどごしをチェック。つるっとなめらかなのどごしは、夏の暑い日でも食べたくなります。噛むともちっとしたコシも味わえ、うどんだけでも十分おいしい!個人的には冷うどん派なのでこののどごしはたまりません。
そして、牛肉と一緒に食べると牛肉の脂の甘さと甘辛い味付けが、つるっとした麺とめちゃくちゃ合う!ぶっかけのだしの香りも加わって、どんどん麺をすすりたくなります。
そこに鬼おろしを合わせたら、もうたまりません。この鬼おろしには特製ぽん酢がかかっていて、柑橘の爽やかな香りと酸味でさっぱりしています。それが、甘辛い味の牛肉、うどんと一緒に口の中に入ると絶妙な味のバランスにやられます。さっぱりとガッツリであっという間に食べてしまう一杯です。
から揚げと鬼おろしに柚子が合う「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」
そして、夏の鬼おろしメニューがもう一つ。ショッピングセンターなどの店舗で販売される「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」(並¥790、大¥930、得¥1,070)です。
天ぷらではなくから揚げなのがポイント。にんにく醤油ベースの特製だれで味付けした鶏もも肉を店舗で丁寧に揚げていて、外はカリッと、中はじゅわっと仕上がっています。噛むと旨味が広がり、そのまま食べても抜群に美味しいから揚げです。
このから揚げを冷うどんにトッピング。さらになすの揚げ浸しものっていて、これがまた夏にぴったり。とろッとしたなすにだしが染みこんで、うどんと一緒に食べても鬼おろしと合わせても絶品。個人的には増量を希望したいぐらい。から揚げに負けていないメインになる具だと思っています。
そして鬼おろしには刻み柚子をプラス。この柚子の爽やかな風味がさっぱり感をUP。鶏ももから揚げのジューシーな味わいに柚子がのった鬼おろしを合わせると、一気に夏向けの組み合わせになります。
丸亀製麺の天ぷらで人気No.1がかしわ天ですが、このから揚げも人気間違いなし。「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」を提供している店舗では、「鶏から(2個)」(¥180)として単品でも販売。“追いから揚げ”でモリモリにしたり、ご飯と合わせたり、別のうどんメニューにプラスしたりと、いろいろ楽しめるのもうれしいですね。
どっちもそれぞれ違った美味しさがあって、これで夏を乗り切れそうな気がします。「鬼おろし肉ぶっかけうどん」はロードサイドを中心とした店舗、「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」はショッピングセンターやテナントを中心とした店舗と、それぞれ食べられるお店が違いますが、どちらも9月上旬までの販売なのでぜひ両方試してみてください。
※店舗により取扱い商品が異なります。
丸亀製麺HP:https://jp.marugame.com/
取材・文/岡部礼子