台湾に行ったら絶対食べたくなるもの、それは「麺」ですよね。台湾の美味しいもの連載、3回目の今回は、ピリッとスパイスが効いた混ぜ麺と、早起きして食べたい米粉のスープ麺をご紹介します。
教えてくれたのは
保谷早優怜(ほうやさゆり)さん
旅作家。全日空入社後、2度の台湾留学を経て旅ライターに。All About台湾・台北ガイドは今年で12年目。著書『台湾・香港deワーキングホリデー』『幸せめぐり旅 台湾』『台湾美食』など。
【TRENDY】「KiKi麺 noodle bar」のピリッとスパイスが効いた混ぜ麺
KiKi麵は四川料理「KiKi餐廳」の麺専門店。ここのインスタント麺が台湾でヒット商品になったことから、インスタント麺を使わない麺の店がオープン。おしゃれで美味しくて安いので、地元でとても人気なんです。
ちょい辛がOKな人ならトライしてほしい「辣雞拌麵(スパイシー唐あげ混ぜ麺)」 110元(約¥375)。豪快に混ぜ絡めて食べると辛さがやみつきに。ピリ辛ワンタン「紅油抄手」 80元や、湯葉の煮込み「滷豆皮」 50元も人気メニューです。
お土産には、「油拌麵」209元(約¥720)を。3分ゆでてたれを絡めれば、本格混ぜ麺がつくれます。
さらに「麻辣醬」145元(約¥495)を一滴加えると、箸が止まらなくなる美味しさに!
【Shop Data】
KiKi麺 noodle bar(キキミェン ヌードルバー)
住所:台北市信義路四段186巷17号
電話番号:02-2325-5099
営業時間:11:00~15:00、17:15~21:00(L.O.14:30、20:30)
定休日:月曜
【CLASSIC】「羅媽媽米粉湯(ルォマーマーミーフェンタン)」の米粉のスープ麺
東門朝市の中にある、四十数年続く米粉(ビーフン)の人気店。店名にもなっている店主のルオ母さんは今もお店に座っていて、従業員のエプロンをつけていないのですぐわかります。米粉湯のスープはじっくり煮込んだ豚骨と台湾エシャロットでつくった葱油、セロリがベース。早起きして朝市をぶらぶら見て歩き、朝ごはんとしてこの店に立ち寄るコースは絶対試す価値あり!
「米粉湯」25元(約¥85)はシンプルな味なので、これに具をオーダーしてカスタマイズします。モツが有名な店ですが、「嘴邊肉(豚ほほ肉)」50元(約¥170)の優しい味にほっこり。
【Shop Data】
羅媽媽米粉湯(ルォマーマーミーフェンタン)
住所:台北市信義路二段87巷(東門市場)
電話番号:02-2351-3352
営業時間:7:00~15:30
定休日:月曜
台湾行くなら覚えておこう!「オーダーは自分で書いてレジへ」
台湾でカジュアルな食堂に入ると、注文はテーブルの(または入店時に手渡された)オーダーシートに記入して自分でレジまで持っていく方式がほとんどです。オーダーシートの「單價」とは値段のこと。「號」と書いてあるところにテーブル番号を記入します。オーダー数を記入するときは数字、または「正」の字で書きます。飲み物はオーダーシートにないのが普通で、店内にガラスの冷蔵庫があれば自分で勝手に冷蔵庫を開けて取りだしてOK!あとで精算してもらいます。それと日本のようにおしぼりが出てこないので、ウエットティッシュを持参するといいですよ。
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撮影・取材・文/保谷早優怜 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2019年11月号
ビギナーだって楽しみたい「美味しい台湾!」今度行くならこんな店 vol.3 より