Mart読者の誌上家計相談①「子ども3人とも私立に行かせられる?」

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子どもの成長とともに、進学などでお金がかかるときがやって来ます。備えが必要とはわかっているものの、いったいどう備えたらいいのでしょうか? そこで、他の家庭はどうしてるのか、面と向かっては聞けない実情を大公開。自身も6人の子どもを持つファイナンシャルプランナー横山さんが、真剣アドバイス!

東京都在住のT.K.さんのプロフィール

専業主婦。夫の仕事が自営業なので、今の収入が続くかわからないことに不安が。長男、長女は、産後すぐに保険の相談窓口で、そのときによいと勧められた保険に加入。次女出産のころは、マイホーム購入もあり、貯金という対策を。

■T.K.さんの心配事
長男と長女の受験時期が重なるのが不安。 3人とも私立に行かせる場合、このくらいの収入なら安心というラインがわからない。


★家族構成
夫(37歳)
妻(36歳)
長男(11歳)【学費の備え方】18歳満期の学資保険200万円
長女(8歳)【学費の備え方】 18歳から利率がよくなる貯蓄保険21 0万円(18歳時点)
次女(4歳)【学費の備え方】少しずつ貯めている 貯金を18歳のときにあてる予定。

★T.K.さんの家計
月の手取り収入 80万円(月により変動あり)
年間ボーナス なし
貯金総額 約1000万円
1カ月の支出
住居費 ………….約18万円
食費 ………………….8万円
光熱費 ……….1万4000円
通信費 ……….1万8000円
子ども費(塾、スイミング、そろばん、野球、バドミントン、英語) ………. 10万円
被服費 ……..1万~2万円
子ども小遣い (長男・長女分) ….2000円
夫小遣い …………約5万円
妻の美容代 …………1万円
レジャー費 ………….1万円
日用品・雑費 ………. 2万円
車両費……………..2100円
夫婦の生命保険と長男の学資保険…………..計9万7000円
病院代 …………….5000円
月の貯金額 ..20万円前後

横山さんのアドバイス
「収入額でなく支出額でシミュレーションを」

「お子さんごとに備え方を変えているのは、その時代に沿った判断をしているので、いいことですね。私立進学になった場合の不安は、収入額から計算するのではなく、支出に私立の学費をプラスするとどうなるかのシミュレーションが有効。家計で減らせる部分がないかを考え、調整ができれば、 3人とも私立進学も可能かと思いますよ」

教えてくれたのは

家計再生 コンサルタント
横山光昭さん
株式会社マイエフピー代表取締役。独自の家計再生 プログラムの相談・指導に高い評価がある、庶民派ファイナンシャルプランナー。『お金と人生の計画帳 100年生きる私たちのマネープラン』(主婦の友インフォス)など、著書は累計330万部超え。

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イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/鹿志村杏子 構成/長南真理恵

Mart2020年2月号
毎月カツカツじゃ困るから「子どもの学費」を無理せず貯めるコツを教えて! より

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