Mart読者の誌上家計相談③「習い事は早くから始めさせてあげるべき?」

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子どもの成長とともに、進学などでお金がかかるときがやって来ます。備えが必要とはわかっているものの、いったいどう備えたらいいのでしょうか? そこで、他の家庭はどうしてるのか、面と向かっては聞けない実情を大公開。自身も6人の子どもを持つファイナンシャルプランナー横山さんが、真剣アドバイス!

■岐阜県在住H.Y.さんの場合

公務員で現在育休中。家計簿をつけるのはなかなかできないからと、定期預金用、月々の貯金用、生活費用、車 と生命保険の支払い用、子ども用と、銀行口座を5つに 分けて管理。2人の子どもが3歳違いなので、高校受験 と大学受験が重なることへのお金の不安あり。


■H.Y.さんの心配事
習い事は早くから 始めさせてあげるべき? これぐらいあれば安心という額はどれくらい?

★家族構成
夫(33歳)
妻(31歳)
長女(3歳)【学費の備え方】 計300万円分の学資保険 (18歳で100万円、19歳 で50万円、20歳で50万 円、21歳で50万円、22歳 で50万円)
次女(0歳) 【学費の備え方】 計300万円分の学資保 険(18歳で100万円、19 歳で50万円、20歳で50 万円、21歳で50万円、 22歳で50万円)

★H.Y.さんの家計
月の手取り収入 約45万円

年間ボーナス 約100万円
貯金総額 約 600万円
1カ月の支出
住居費…………………….. 4万6000円
食費……………………………….3万円
光熱費 ………………………1万5000円
通信費 …………………………..2万円
子ども費(長女の習い事代など)……………………………………..3万円
被服費 …………………………..7000円
夫小遣い …………………………..3万円
妻小遣い ……………………1万5000円
レジャー費 ………………………..1万円
日用品・雑費 ……………….1万5000円
車両費………………………………2万円
夫婦の生命保険料 ……………..3万円
学資保険(長女・次女) … 2万4000円
月の貯金額 ……………………….5万円
その他※ …………………………..10万円
※2020年3月で育児休業給付金が終了するため、2021年3 月までの生活費のために積み立てているお金。

横山さんのアドバイス
今は貯めどきなので習い事はやらなくても」

「お子さんが幼い今こそ、学費を貯められるとき。子ども自身の希望があって叶えるのはいいですが、周囲との比較で習い事を始める必要はないと思いますよ。学費が足りるかも子ども次第。その時期に本人と話し合って進路を決めては。口座を分けると預金総額がつかみづらくなるので、家計簿アプリを使うなどわかりやすくする工夫を」

教えてくれたのは

家計再生 コンサルタント
横山光昭さん
株式会社マイエフピー代表取締役。独自の家計再生 プログラムの相談・指導に高い評価がある、庶民派ファイナンシャルプランナー。『お金と人生の計画帳 100年生きる私たちのマネープラン』(主婦の友インフォス)など、著書は累計330万部超え。

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イラスト/カツヤマケイコ 取材・文/鹿志村杏子 構成/長南真理恵

Mart2020年2月号
毎月カツカツじゃ困るから「子どもの学費」を無理せず貯めるコツを教えて! より

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