災害はいつ何時起こるかわからないからこそ、普段からの備えが重要です。そこで今回は、100円ショップで揃う、災害時に活躍するアイテムをご紹介します。非常用持ち出し袋に入れておくと安心です!
国際レスキューナース・辻 直美さんに聞く!100円雑貨で備えられるもの
救援物資はすぐ届くとは限りません。 普段から必要なものを把握し、ストックしておくなどの備えは必須。100円雑貨でできる備えも知っておいて。
【1】赤ちゃんのおしりふき
【Can★Do】純水99%赤ちゃん おしりふき ¥110
体を拭くほかいろいろ使えます。
衛生対策に低刺激のものを
災害時はなかなかお風呂に入れず臭いが気になることも。アルコールが入っていない低刺激なおしりふきは、体ふきにも使えます。
【2】ACアダプター
【Can★Do】スイングコーナー タップ3個口 W6.5×D1×H4.2㎝ ¥110
複数人で共有できるので便利です。
複数の口があるタイプがおすすめ
避難所ではコンセントの数が限られているので、いくつもプラグが挿せたり、複数のUSBが挿せるタイプだとみんなで充電でき便利。
【3】手ぬぐい
【DAISO】(左)手ぬぐい (レモン柄) W35×H87㎝ (右)手ぬぐい (野菜) W35×H87㎝ 各¥110
洗ってもすぐ乾きます。
1枚で何役もこなせ、すぐきれいに!
長さがあり、マスク、日よけ、包帯などさまざまなことに使える手ぬぐい。薄くて少量の水できれいになり、すぐ乾くので重宝します。
【4】ガスボンベ・炭・固形燃料
【Seria】マイボンベ L ¥110
【DAISO】バーベキュー用 炭 ¥110
【DAISO】固形燃料25gカップ入 (アルミ付)×3個入 ¥110
一度実際に使ってみることも大切。
普段から使ってみることも大切
ライフラインが使えないときのために。100円でもガス、固形燃料、炭があるので、平常時にイベント的にご飯を炊くなど使う練習を。
非常用持ち出し袋は手に取りやすいところに!
必要なものを用意したら、非常用持ち出し袋をつくって。家族構成や年齢、性別などで入れるべきものは変わってくるので、自分に合ったものを用意しましょう。
非常用持ち出し袋のリスト例
☑水
☑ペットシーツ
☑レジャーシート
☑タオル
☑風呂敷・手ぬぐい
☑エア枕・クッション
☑ラップ・アルミホイル
☑朝刊 3部
☑レトルト食品
☑フリーズドライ味噌汁
☑缶詰
☑パスタソース
☑アルファ化米
☑カップスープの素
☑早ゆでスパゲティ
☑塩飴
☑おやつ
☑箸・フォーク・スプーン
☑アロマキャンドル
☑着火ライター
☑LED懐中電灯
☑手回し充電ラジオ
☑USBケーブル
☑大容量モバイル充電器
☑ロープ
☑布ガムテープ
☑油性マジックペン
☑軍手
☑鎮痛剤
☑消毒液
☑うがい薬
☑マウスウォッシュ
☑ハッカ油
☑生理用品
☑救急セット
☑圧縮タオル
☑たためるシリコンコップ
☑穴あきペットボトルキャップ
☑45Lゴミ袋
☑ガーゼ
☑包帯
☑絆創膏
☑トイレットペーパー
☑サージカルテープ
☑携帯用ゴミ袋
☑使い捨てショーツ
☑ウエットティッシュ・おしりふき・体ふき
☑レインジャケット・パンツ
☑アルミ製シート
☑使い捨てカイロ
教えてくれたのは
国際災害レスキューナース 辻 直美さん
被災地派遣は国内29件、海外2件、災害レスキューナース歴26年と経験豊富。著書に『レスキューナースが教えるプチプラ防災』(扶桑社)。
Mart2021年10月号
“まさか”に対する備えもはかどる!「100円防災グッズ」 より
撮影/小林愛香 取材・文/植田有希 撮影協力/佐藤まりあさん 編集/倉澤真由美 構成/長南真理恵