この夏、各地で観測史上最高気温の記録更新の暑さでしたが、8月最後のいまも30度超えの毎日、このまま9月になってもきっと暑いはずです。そしてマスクは、引き続き付けなくてはなりません!そこで、少しでも快適につけられるマスクについてMartの読者のみなさんに聞いたところ、さまざまな涼しい素材が出てきました。今回は、これまで30枚以上つくってきたという方のマスクをご紹介します。
きっかけは「子ども用マスクが手に入らない」というママ友たちの声から
川中温子さん 兵庫県在住
そもそもマスクを手づくりし始めたのは、ご自身が敏感肌で不織布のマスクが使えないのと、ママ友たちが、”子ども用の小さいマスクが手に入りにくく困っている”というのを聞き、「『それなら私がつくってあげよう!』『つくれる人がつくってあげればいい』という思いで……」と語る川中さん。家族のものも含め、これまで30枚はつくってきたそうで、ママ友などみんなに大好評で喜ばれたそう。
これが、つくったマスクの一部。左列がご自身用、真ん中がご主人と息子さん、右列が息子さんとママ友のお子さんにつくったもの。右上のパンダ柄は、なんと「手ぬぐい」が使われているそう。
その中から、まずはいちばんのお気に入りという、ご主人と息子さん用のおそろいのマスク。
「これは主人と息子用で、親子リンクコーディネートでお出かけするのが気に入っています」素材は涼しさを考慮して、サッカー地(右)と薄手綿(左)を使用。
【内側の生地】
「涼しさで選んだ表のサッカー地の内側には「キシリトール加工布」を使っています」
涼しい生地選びは「サッカー生地」「リップル生地」「キシリトール加工布」
次は、ご自身用のマスクを見せていただきました。
「私が使っている中で涼しいと感じるのは『サッカー地』です。おそらく『リップル地』も涼しいかと思いますが、内側に付けた直接肌に触れる『キシリトール』の生地がいちばん冷たく感じてビックリ!本当に冷感素材とうたっているとおりです」とキシリトール素材を絶賛。
このマスクは、サッカー地を使用。いちばん涼しいそうです。
こちらは、薄手綿で作ったマスク。
こちらのフラワー柄も薄手綿使用。
「おさかなマスク」に自分なりの工夫をプラス
また、川中さんは、これらの「おさかなマスク」を一部自分なりに丈夫に改良しているそう。生地選びのアイデアだけでなく、マスクの構造の工夫についても、参考にできそうです。
【工夫1】
「サイドのゴムを通す輪からのほころび防止のため、縫う前に両サイドに布用接着剤の『ボンド 裁ほう上手®』を塗り、折り返しておきます」
【工夫2】
「ゴムを通している両サイドを補強するため、最後に縦ラインを縫っています」
いかがでしたか? まだしばらくは続く残暑、少しでも快適に付けられる手づくりマスクの参考にしてみてください。
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構成/Mart編集部