「収納は目隠しすべき」といった、収納に対する思い込みや常識ってありませんか? 整理収納のプロの例をヒントに、家族にとって本当に使いやすい収納アイデアをご紹介します。
今回は「見える化」で家族みんながラクになるファイルボックスの選び方と使い方を、整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに教わりました。
ファイルボックスは中身が見えるものがおすすめ
使いやすい順番に左から並べてみました
1.透明ボックス 低い面が前(中身がしっかり見えるから)
2.白色ボックス 低い面が前(同上)
3.透明ボックス高い面が前(透け感があり、中がやや見えるから)
4.白色ボックス 高い面が前(ぱっと見きれいだが、上級者向け)
書類は「色」で分類すれば区別しやすい
「ファイルにインデックスふせんを貼り、色でカテゴリを分けて書類を保管します。ファイルボックスにも同じ色でラベリングを」
保管用と一時用(急ぎ処理用) に分けて管理!
「すぐ片付けるべき学校からの手紙や家族の書類はまずバインダーに挟み、中身が交ざらないように分けて一時保管。その中から、取っておきたい書類のみをファイルボックスにしまいます」
「見える化」で家族と一緒に書類管理できる
ファイルボックスの低い面を前にすることで、パパもひと目で必要な書類を取り出せるように。色でカテゴリを分けてラベリングすると、さらに見やすさもアップします。
色分けにはマステ®が使える
マスキングテープの色分けには、こんなに便利な道具も。テープを挟み、軽く押さえるだけで簡単に切り口がまっすぐカットできます。クリップタイプなのでつけ替えも手間いらず。
(左から)テープカッター カルカットクリップ 10~15㎜幅用 ホワイト¥360(コクヨ)マステ® ベーシック レッド、ブルー、ネオンブルー、イエロー、グリーン15㎜×7m各¥120(マークス)
【Before】ぱっと見きれいですが、これは収納上級者向け
ファイルボックスの高い面を前にして収納すると、見た目はすっきりとしていますが、書類を確認するのにボックスごと引き出さなくてはならず……。収納が苦手な方にはあまりおすすめしないかも……。
教えてくれたのは……
整理収納アドバイザー・水谷妙子さん
無印良品で商品企画とデザインに携わったのち独立。片付けサービスや講座を開催中。フォロワー4.6万人超のインスタグラムも話題。3月16日、監修本『自然と片づく部屋になる!長続きするラク家事収納術』(文友舎ムック)が発売に。
撮影/中林 香 取材・文/丹下紋香 構成/富田夏子
Mart2020年4月号
ストレスが消える新常識、発見! 〝見える化″でもっと! ノーリバウンド収納
Part2 プロがお手本! その〝常識″見直すと暮らしがラクに!より