家族みんなに優しいスペース作りと動線の工夫の仕方を整理収納コンサルタントの本多さおりさんにお伺いしました。4人家族が65㎡で快適に過ごされているというご自宅の写真とともにご紹介します!
教えてくれたのは
整理収納コンサルタント 本多さおりさん
〝生活重視ラク優先〞で人気の整理収納コンサルタント。近著に『モノが私を助けてくれる』(大和書房)。2人のお子さん、夫と4人家族。
快適な住まいづくりのための
スペースと動線の工夫Q&A
Q.狭いスペースをうまく使ういちばんのコツは?
A.自分を含めた家族の動きを把握して、どこに何があったら使いやすいか、無駄な動きはないか、見直すことだと思います。
《リビングルーム》テーブルでお茶を飲みながら、子どもたちの様子を見守り中。「家事動線がスムーズなこの家で、家族の距離がまたグンと縮まりました」
Q.家族のやる気を出させるには?
A.自分の収納論を押し付けるのではなく、きちんと家族の意見も聞くことがいちばん大切。どうしたい?と必ず聞いています。
《キッチン》玄関から入り、洗面所、キッチン、ベランダと一直線! 「私はこの前を行ったり来たりしています」。本多さんがおうちでいちばん好きな場所。
Q.あれどこ?といちいち聞かれないためには?
A.誰もがわかる収納は、あちこちに収納するのではなくて、「工具類」「掃除類」など、同じときに使うモノなどはまとめて置くと探しやすく。
《玄関》魚釣り道具など家族のお出かけ時に使うものはIKEAのショッピングバッグに入れて玄関に。出かけるときはこのまま持って行きます。
Q.家事の手間を省く×ローコストで家をととのえるコツは?
A.収納を見直すには新しく揃えなきゃと思わず、まずは家の中にある収納グッズを使ってみると、使いやすいサイズ感などがわかります。
《バスルーム》引っ掛け&中身がよくわかるような収納に。使い勝手だけでなく掃除面でもオススメ。
\これを使ってます/
ワイヤーメッシュピンチバッグ W15×D20×H10㎝ ¥600(ポッシュリビング)
明日は「まる見え収納ボード」のつくり方をご紹介します! こちらもお楽しみに!
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撮影/林 ひろし 志波慎寿介(静物)、取材・文/新里陽子 構成/Mart編集部
2020年12月号
見える・ 浮いてる・動かせる でストレスが消える! 私に、家族にやさしい”新しい収納様式”! より