せっかく買った野菜はできるだけ長くシャキシャキでいてほしい。野菜を長持ちさせる方法はいろいろ紹介されていますが、100均にも鮮度維持アイテムがありますよ。今回はキャンドゥ、セリアで見つけたおすすめアイテムを3つご紹介します。SDGsのひとつであるフードロスを減らす努力を今日から少しずつ始めてみませんか?
【1】Can★Do「野菜フレッシュキーパー」
これは葉物野菜の茎部分に刺し、野菜の成長点を壊して成長速度を抑えられるアイテムです。似たような方法として、野菜の芯をくり抜いて濡らしたキッチンペーパーを入れるというやり方もありますが、こちらの方がお手軽だと思います!
根本までしっかり刺すことがポイント♪
写真のように、茎の奥までしっかり刺すことがポイントです。今回はレタスで試しましたが、刺すときに結構な力を入れました。もっと茎の固いキャベツやブロッコリーなどに刺すときは、しっかり野菜を押さえ、ケガに注意しながら刺してくださいね。
サニーレタスで1週間の鮮度を比較してみました!
サニーレタスを2つ購入し、片方の茎の切り口に「フレッシュキーパー」を刺し、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存。
3日後に野菜室から出してた様子。変化がすぐ分かりました。まず茎の色が明らかに違いました。レタスは時間が経つと赤っぽく変色してきますがフレッシュキーパーを刺した方は変色が始まっていません。
実験開始の1週間後はさらにその差がハッキリ!茎部分を比べると右側のフレッシュキーパー無しの方は、茶色く傷んでいました。
刺していない方は、葉も茶色く変色している部分が多くあります。
刺した方は葉が少しくたびれている部分もありましたが、全体的に瑞々しいまま。
フレッシュキーパーを刺すだけで簡単に鮮度を保てることも嬉しいですし、洗って繰り返し使えることもポイントです。
*掲載情報は取材時のものです。店舗ごとに取り扱う商品が異なりますのでご了承ください。
【2】Can★Do「シリコーン根菜カバー」
使いかけの根菜類を冷蔵庫で保存するとき、どうしていますか? ポリ袋やフリーザーバッグに入れても、だんだん切り口が乾燥して黒ずんできますよね。そんな状態になるのを防げるのがこちらのアイテムです。
どちらもシリコーン製で伸縮性がありますが、大きいサイズは大根など太めの根菜にぴったり。直径約7~10cmの大根に対応しています。
大根で3日間の鮮度を比較してみました!
両端が切り口になった大根1/2本の片側にはカバーをかぶせ、片側にはかぶせずに、フリーザーバッグに入れて冷蔵庫で3日間保存しました。
片側だけシリコーン根菜カバーを装着。
【3日後:カバーをしていない方】乾燥し、大根の筋が目立ちます。そろそろ黒ずんできそう……。
【3日後:カバーをしていた方】乾燥の度合いが低く、鮮度は保たれています。
カバーをしてさらにフリーザーバッグに入れているので、3日間でそこまで劣化したわけではありませんが、カバーをしていない方は水分が失われて硬そうな大根に。カバーをしていた方はある程度みずみずしさが保たれていました。
小さいサイズは直径約3~6cmの根菜に対応
にんじん
さつまいも
にんじんやさつまいもにかぶせてみましたが、サイズが違っても切り口にしっかり密着してくれました。キャップのように端が丸まっているので、使い始めは切り口にかぶせるのに少し力がいりますが、片側をしっかり押さえていればグイッと伸ばしても大丈夫。
※掲載商品は取材時点の情報です。店舗によっては取り扱いがない場合があります。
【3】Seria「鮮度保持袋」
Seria(セリア)の「鮮度保持袋」は野菜や果物の保存に最適なポリエチレン製の袋です。袋は腐敗を遅らせる特殊な素材を配合。野菜から排出されるガスを吸収し、袋の中を適度な湿度にキープしています。素材は無味無臭で食品の添加物にも認可されている安全性の高いものを使用しているので安心です。
サイズはS・M・Lの3種類
(右)S(20×30cm・80枚入り)、(中)M(25×35cm・60枚入り)、(左)L(25×38cm マチ7cm・40枚入り)の3種類の展開。Lサイズはマチがついているのでキャベツや白菜など大きめの野菜もラクラク入ります。
袋自体の厚みは0.01mm。薄くペラっとした素材感が特徴。野菜を袋の中に入れたら口をとじ、そのまま冷蔵庫や野菜室の中に入れるだけでOK。環境によって異なりますが、3~4日間はそのままの状態をキープできます。
バナナで3日間の鮮度を比較してみました!
スーパーで購入したバナナをMサイズの鮮度保持袋に入れ、野菜室で3日間保存したところ……色はほとんど変わらず! やわらかくなりすぎず程よい固さで、購入直後に近い状態で保存できました。
いかがでしたか? 日頃、まとめ買いをした野菜が使い切れずに破棄することがあるる人は100均グッズで少しでも食品ロスを減らしてみませんか?
*この記事はMart webのバックナンバーを再構成したものです。
構成/Mart編集部